「腰痛の方にオススメのソファ」と言えば、「匠ソファ」。
そして、その中でも代名詞的存在なのが、「ＳＯＦＡ Ｍ」です。
元々はシンプルなデザインの無垢ソファとして支持されていたソファで、見た目のナチュラルさや、アームの上質感が選ばれるポイントでした。
もちろん、当時から座り心地に定評はありました。
腰痛持ちの私が実家の「ＳＯＦＡ Ｍ」だけ、いつも長く座っていることができました。
長時間座っても腰が疲れないし、何より腰をサポートしている感覚が心地良かったのです。
「あ、これは腰痛の方向けのソファだ！」と気づいたのです。
でも、「このソファ、腰痛の方にいいですよ！」というのは非常にデリケートで危険な表現です。
果たしてこのソファを「腰痛の方にオススメ」と言って良いものか、当時は非常に悩みました。
腰痛の方にとって「座る」という行為は辛いもの。
「腰痛の方でも長時間座れるソファなど、あるはずがない」と考えるのが普通です。
でも、私が歩くのが苦痛なぐらいの腰痛の時、少なくとも小一時間は座れたのです。
腰痛経験で長年悩んだ自分の感覚を信じようと、座面の改良を考えました。
それは、「少し沈み込む感覚がどうも嫌な感じがした」からです。
ソファのほとんどが前方方向が高めで、後方になるほど低くなっていき、いわゆる軽く傾斜しています。
「この傾斜した感じ+柔らかく沈む感じ＝何となくしんどく感じる」ため、
「ソファの匠」に、「傾斜をなくし、座面を少し硬めにして欲しい」とリクエストしました。
それが、現在の「ＳＯＦＡ Ｍ」の座面形状です。
左が現在のタイプで、右は以前のタイプ。
左がフラットで、右が後方部分が下がっているのがわかります。
また、ウレタンの構成も変えています。
そして初めて、
「腰痛の方にオススメのソファがあります！」
と打ち出したところ、全国の腰痛でお悩みの方から絶大な支持を受ける大ヒットソファへと変身したのです。
匠ソファの新商品やオーダーメイドのアイデアは、必ず「お客様の声」から生まれます。
あるお客様より、
「もっと腰のサポート力が欲しい」「少し背中が柔らかいね」「もう少し奥行きが浅ければ・・・」というお声。
これが、「ＳＯＦＡ Ｍ」の背クッションの「腰サポートウレタン」。
お客様の声を具現化するために行ったオーダーメイドが、「腰サポートウレタン強化別注」です。
右が強化別注です。要は少しウレタンを足すだけなのですが、これで劇的な座り心地が変わるのです！！
特にご年配の方、小柄な女性の方、腰痛がヒドイ方に大人気です。
ちなみに簡単なように話しておりますが、一般的なソファメーカーやブランドでこういった細かな対応に応じることはまずあり得ません。
「匠ソファ」ならではのサービスなのです。座り心地にとことんこだわるからできる、画期的なサービスです。
最近では、またまた人気のオーダーメイドが生まれました。
「座面が柔らかい、もっと硬めがいい」というお声が増えだしました。
「では、硬くしましょう！」と出来たのがこちら。
「座面クッション硬め仕様別注」です。
店内ではわかりやすくファブリックで色分けしておりますが、左が硬め別注です。
座ると一目瞭然！硬めで、やや座高も高くなります。特に男性の方に人気です。
こちらも上部にウレタンを足しております。これだけで劇的に座り心地が変わるのです。
最近では他の匠ソファを選ばれたお客様が、
「座面をＳＯＦＡ Ｍに変更して下さい」
「座面をＳＯＦＡ Ｍの硬め仕様に変更して下さい」
「背クッションを腰サポートタイプにして、強化別注して下さい」
といったオーダー依頼が増えてきました。
これぞ、「座りのオーダーメイド」で、私たちが「ソファコンシェルジュ」を名乗る所以なのです。
次回は、この「ＳＯＦＡ Ｍ」からさらに発展した「匠ソファ開発ストーリー」をご紹介します。
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