ソファは中身が隠れていて、わかりづらいもの。
一体、なぜこの価格なのか?どこが高級ソファなのか?
ソファはオブラートに包まれた家具だけに、見極めが難しいものです。
美しいデザインは細部に宿る
高級ソファのほとんどはトップデザイナーがデザインしているので、
デザインが美しいのが特徴です。
そのデザインをカタチにするために、特に細部の仕上げにこだわっています。
「美しいデザインは細部に宿る」。
高級ソファは、共通して、細部の仕上げが美しいという特徴があります。
見えない細部を見極める
高級ソファを見極めるために、細部の仕上げを確認することが大事です。
とはいえ、ファブリックの縫製などは見た目にもわかりますが、
ソファの内部、見えない部分の仕上げはわかりづらいもの。
しかし、
高級ソファは共通して、ボディを美しく見せるための工夫を行っています。
その一つが、「ソファのボディに柔らかな丸みをつける」こと。
そうすることで、美しさとグレード感がアップします。
こちらは匠ソファの「LB SOFA」。
見えない部分ではありますが、背の上部から下部にかけての滑らかな丸み、
アーム上部、外側の柔らかな丸みをつけています。
ソファ内部の細かな仕上げになるのですが、こうすることで、
ファブリックを張った時のデザインの美しさ、見栄えは全然変わるのです。
見えない部分に手間をかける
ソファのボディに美しい丸みをつけるには、
当然、その形状に加工したウレタンを張っていくなど、手間がかかります。
もちろん、職人の手間をかけた分だけ、仕上がりも美しいので、それだけ高額なソファになっていきます。
匠ソファの「LA SOFA」は、
「ラグジュリー&モダン」をテーマに開発したソファなので、最も丸みのある仕上げ、見栄えにこだわっています。
アームから背の内側には、かなりの丸みを持たせ、そのまま体を預けても、弾力があり、心地良く感じられるよう仕上げています。
もちろん外側も、程良い丸みを持たせています。
特に目を引くのは、座面クッション部分の丸みなのですが、一般的には丸みをフェザーで出しますが、
「LA SOFA」は、座面のウレタン自体を丸く加工しておりますので、
長時間座っていても、フェザーのように、クッション部分が沈み込んでしまうことがありません。
座った後の見栄えも考えて、デザイン、設計されているのです。
クッション内部にもこだわり
こちらは、匠ソファの「LD SOFA」のアーム部分のサイドクッションですが、やや外側に傾いています。
本来、フレームと座面クッションで挟む形状だと、
サイドクッションは垂直、或いは、内側に傾いてしまいます。
このサイドクッションは、心地良さを感じるためフェザークッションなのですが、
その内部に、「傾斜加工した特殊ウレタン」を入れているのです。
おそらく、クッション内部にこういった細工をしているものは、他に存在しないでしょう。
サイドクッションの傾き自体がソファのデザインであるため、
そのデザインをカタチにするために、細部にまでこだわっているのです。
ソファは中身が見えないオブラートに包まれた家具です。
こういった見極め方を、是非、ソファ選びの参考にしてみて下さい。
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RIAN-利庵