2019年春頃発売予定の、匠ソファセカンドライン「匠ソファRELAX」。
開発状況や開発の様子を、ブログで随時お伝えしていきます。
雪残る北海道へ
先日、北海道の老舗ソファ工房に、「匠ソファRELAX」の新作ソファ試作チェックに行ってきました。
窓から雪の景気を眺めることができるソファ工房の開発室。
今回の試作は、発売予定の新作3モデルの中の、匠ソファ企画モデルになります。
シンプルでスタンダードなデザインのソファながら、「匠ソファRELAX」のコンセプトをしっかりと詰め込んだソファ。
理想のソファを求めて
匠ソファのハイクラスモデル「RIAN」は、「ラグジュアリーなソファ」がコンセプトなので、見た目も座り心地も、最高にラグジュアリーな雰囲気を求めました。
一方、
匠ソファには、もう一つの「理想のソファ」があります。
それは、ソファ本来の目的である座り心地の良さに加え、
「もっとラフに、気楽に楽しめるソファであること」です。
メンテナンスが簡単なフェザークッション
心地良い座り心地が特徴の「フェザークッション」。
しかし、心地良いソファを持続させるには、定期的なクッションメンテナンスが必要です。
座った後のフェザーの寄りや沈み込みを、きれいに整える作業なのですが、
毎日のことになると、段々と億劫になってきます。
とはいえ、メンテナンス不要な「ウレタンクッション」だと、硬過ぎて座り心地が良くない。
匠ソファでは以前から考えていました。
「フェザークッションのような心地良い座り心地で、メンテナンスがあまり面倒でないソファができないものか?」
「ソファはリラックスするためのものだから、ソファでストレスは感じたくない。そういったストレスレスなソファは造れないだろうか?」
今回はそういったコンセプトを持ちながら、ソファ造りに挑戦しました。
座面クッションのウレタンへのこだわり
ソファの座り心地の良さは、「ウレタンの品質と配合」で決まります。
「高密度ウレタン」を使うと良い座り心地になるわけではありません。
「高密度ウレタン」を使うと、クッションの耐久性は良くなります。
匠ソファでは、クッションの耐久性を良くするために「高密度ウレタン」を使うのは当然の仕様とし、
それ以上に、「どのような構造にすれば座り心地が良くなるか?」にこだわります。
また、今回はそれだけでなく、
「座り心地が良くて、しかも、型崩れがしづらいクッションが造れるか?」
という部分にも挑戦しております。
写真のように、密度や柔らかさの違うウレタンを、配合を変えながら座り心地を試していきます。
今回使用するウレタンは新開発されたばかりのウレタンで、
「高密度でありながら、弾力性に優れたウレタン」です。
これまでになかったクッションに仕上がっていることを、試作から確認できました。
理想の座り心地のソファが、少しずつ完成していきます。