ソファは商品によって様々な素材、構造で作られており、それによって座り心地も様々です。
気になるソファがあって、そのソファをショップで実際に試せるのであれば絶対に試した方が良いです。
ソファは受注生産品も多く、届いたソファが気に入らないから返品という訳にはいかないですし、そこは慎重に選びたいですよね。
ソファ選びを始めて、硬めが好きか柔らかめが好きか、は割と早い段階で分かってくると思います。
でもそこからが難航します。
「色々と座り比べをし過ぎてよく分からなくなった!」と仰られる方も少なくありません。
「何となく好みかどうか」という感覚で座り比べをしていると、基準が曖昧なので段々とよく分からない状態に陥ってしまうのです。
何か基準があれば、ソファ選びもよりスムーズに進むのですが・・・。
ソファコンシェルジュが教える
ソファの選び方の基本
ソファ専門店「匠ソファショップ」のソファコンシェルジュが、ソファ選びの基本をお教えします。
①座り心地を試す時は靴やアウターは脱ぐ
これは基本中の基本ですね。
家でくつろぐスタイルでソファを試さないと全く意味がありません。
また、こうすることで身体も心もリラックス出来るので落ち着いてソファの座り心地を試すことが出来ます。
シートクッションだけでなく背面のクッション性もしっかりと感じることが出来ますよ。
②なるべく長く座り心地を試す(最低20分~30分)
ソファは「座る家具」ではなくて「くつろぐ家具」です。
少しだけ腰掛けて終わるのではなく、自分がリラックス出来る自由な姿勢で長くくつろいでみてください。
サイドクッションに肘をついて脚を組んでも良いですし、シートクッションに足を上げて胡坐をかいても良いです。
横になって寝そべってみるのも良いと思いますよ。
③居心地の良さを左右する「底突き感」
長く座ってみて、お尻の下に「底突き感」を感じるかどうか。
実はこれが非常に有効な判断材料になります。
床等の硬い物の上に座っている時にお尻が痛くなってしまうのは「底突き感」を感じているから。
シートクッションの良し悪しで、そのソファで長くくつろいでいられるかが決まります。
いくら座った最初の瞬間が良くても、長時間座って居ると段々お尻が痛くなってきてしまうソファでは、人は離れて行ってしまいます。
実はほとんどのソファで長く座って居ると数十分でこの感覚が表れます。
硬めのソファだけでなく、柔らかめのソファでも。
せっかくなら長く快適に座れるソファが良いですよね。
この「底突き感」に注目して座り心地を試すと、ソファの座り心地選びで失敗する確率はグンと下がります。
上記の①~③を実践しながら、好みのクッション性やアフターメンテナンスについてもしっかりと確認してみてください。