匠ソファは全てフルカバーリングソファ

公開日:2018/10/25 / 最終更新日:2018/10/21 RIAN-利庵

カバーリングソファとは表面のファブリックカバーを着せ替えが出来るソファのことです。
反対に着せ替えの出来ないソファは張り込みソファです。

カバーリングソファの種類

カバーリングソファには大きく分けて二つの種類があります。

①ハーフカバーリングソファ

主に付属のクッションパーツのみ着せ替えが出来るよう作られたソファ。
ボディパーツに関しては構造体に張り付けてあるため着脱は出来ません。

②フルカバーリングソファ

付属のクッションパーツだけでなく、ボディパーツまで全パーツが着せ替え可能なソファ。

カバーリングソファの特徴

カバーリングソファのメリットとデメリットについて解説します。

▼メリット

ソファ表面はどうしても汚れが付きやすく、さらに長年の使用による摩耗で傷みやすいです。
着せ替え可能なカバーリングソファなら、ファブリックがダメになってもカバーを着せ替えてソファを美しく蘇らせることが可能です。

張り込みソファの場合は表面が傷んだらメーカーにソファを送って張り直しをしてもらうことになり、手間と費用と時間が掛かります。

▼デメリット

張り込みソファと比較すると、どうしてもデザインの張り感は弱くなってしまいます。
カバーを着脱出来るようにするため主にボディパーツに弛みが出る場合が多いです。

上記のハーフカバーリングソファではボディが張り込みソファのため、カバーリングソファと張り込みソファのメリットを組み合わせたものになります。

匠ソファがフルカバーリングソファにこだわる理由

匠ソファのブランドコンセプトは「感動の座り心地」と「世代を越えて愛されるソファ」です。
クッション材の耐久性も非常に高く、さらにボディパーツもオーバースペックな程に強固な造りになっています。

“一生モノのソファ”として将来のことを考えた時に、パーツごとのリフォームが可能なソファというのは絶対条件です。

張り込みソファでも手直ししながら使うことは可能ですが、手間と費用が圧倒的に掛かります。
「ソファの張り替え見積もりを出したら新品とほとんど変わらなかったから諦めた」という声はよく耳にします。

また、匠ソファのクッションは高い耐久性を持っているため、表面のカバーさえ掛け替えれば数年後も新品のようにソファを楽しむことが出来ます。
季節に合わせて着せ替えを楽しまれておられるオーナー様も大変多く、やはりプロの手でなくても着せ替えが出来る必要があります。

そのため、匠ソファでは「お客様の手で着せ替えが可能なフルカバーリングソファ（ドライクリーニング可能）」という点にもこだわってソファ作りをしています。

▼職人の知恵と高い技術

匠ソファは一見すると着せ替えが出来ないように見えるソファもいくつかあります。
デザイン的に通常は張り込みソファとして制作するものでも、職人が知恵を絞り精巧にお作りしているのです。

いかにカバーリングソファに見えないよう美しいフォルムを実現するか。
複雑過ぎてお客様の手では着せ替え出来ないようになっていないか。

どんなデザインでもフルカバーリングソファでなければ匠ソファとして世に出すことは出来ません。

匠ソファから登場した国産最高峰ソファ「RIAN-利庵シリーズ」の第一弾ソファ「座り心地革命／LA SOFA」は特に職人の頭を悩ませたソファでした。

LA1100-A1

ボディ部分とシートクッションが一体型になったスタイリッシュなフォルム。
さらにデザイナーのこだわりでシートクッション中央には切れ込みが入ります。

繋がったパーツはボディ、シートクッション、アーム、背もたれ。
その全てが一つのカバーで作られなければなりません。

そしてもちろん、カバーリングソファとは思えない美しい張り感を出しながらです。

一旦ソファは完成したのですが、カバーの着せ替えをソファコンシェルジュがやっても難しく、お客様にしてもらうには難易度が高過ぎると判断。
そこからさらに職人が創意工夫を凝らしてようやく今の形となり販売することが出来ました。