匠ソファの【内部構造】に関する話

公開日:2021/06/09 / 最終更新日:2021/06/05 匠ソファ全般

「国産ソファブランド／匠ソファ」は2011年にスタートしました。
前シリーズの「シリーズA」から始まり、
現在はラグジュアリーシリーズ「RIAN-利庵」、上質カジュアルシリーズ「RELAX by TAKUMI SOFA」の２シリーズを展開しております。

１０年前、匠ソファが始まった頃は、業界の中で先駆けて「ソファの内部構造」を公開しておりました。
当時ソファの内部構造を公開するメーカー、ブランド、ショップは少なく、
匠ソファがインターネット上で「ソファの内部構造」を完全公開することは、非常に珍しいことでした。

ただ、現在の「RIAN」「RELAX」シリーズは「内部構造」の公開を行っておりません。

それはなぜか？？本日は匠ソファの「内部構造」に関する話について説明いたします。

匠ソファの【内部構造】に関する話

ここ最近は、ソファの「内部構造」を公開するメーカー、ブランド、ショップが増えてきました。
現在の匠ソファが「内部構造」をネット上で公開していないこともあり、他店と比較検討されているお客様から、
「ベースの構造はどのようになっておりますか？」「ウレタンはどれぐらいの比重のものを使われていますか？」
など、逆に質問されることが増えてきました。

匠ソファのソファコンシェルジュは、ソファの製造開発に携わっているため、
当然ながら、お客様へのご質問にはきちんとご回答させて頂いております。
匠ソファショップには、実際ソファに使用している「ウレタンサンプル」もご用意しております。

では、なぜ各メーカー、ブランド、ショップが「ソファの内部構造」を公開するようになったのか？

ソファの内部構造を公開する理由

これは非常に日本らしい考え方なのですが、やはり「品質」をきちんと伝え、「安心感」を与えるためでしょう。

ソファは他の家具と違い、ファブリックや本革に包み込まれていて、ソファの内部構造が全く見えません。
よって、比較検討するには、「デザイン」「価格」「座り心地」が中心になります。

ただ、「価格」や「座り心地」の意味を説明するには、ソファの「内部構造」や「品質」がどうなっているかを知ることが必要ですし、
ソファの「耐久性」も、「内部構造」や「品質」によって大きく変わってきます。

そういった点からも、ソファの「内部構造」が公開されるようになってのは良いことだと考えますし、
匠ソファとしても、「ソファの選び方」ということに対して、一石を投じることが出来たと思っております。

匠ソファが「内部構造」を公開した時のこと

匠ソファを運営する「KANEKA」は家具小売店であるため、国内外のあらゆるソファメーカーの商品を取り扱ってきました。
よって、国内のソファメーカーでのソファ造りを実際に見て、小売店の目として違いを把握しておりました。

そして「国産ソファブランド／匠ソファ」を立ち上げた頃は、他のソファと比較をするには、
「内部構造」を公開して、素材や品質を情報開示することが最もわかりやすかったのです。

匠ソファはソファ製造メーカーでなく、ソファブランドになります。
匠ソファが求める品質、匠ソファのデザインが具現化できる製造メーカーを、自ら選ぶことが出来ます。
これが匠ソファの一番の強みです。

よって、匠ソファの第１フェーズ「シリーズA」では、
ソファの「内部構造」を公開することで、お客様に匠ソファの品質をご説明していたのです。

一転、「内部構造」を公開しない「新シリーズ」

2016年発売のラグジュアリーシリーズ「RIAN-利庵」から、
一転して、ホームページ上でのソファの「内部構造」を行わないようになりました。
匠ソファショップ内では継続して、品質や内部構造の説明は行っておりますが、
ネット上では、現在の匠ソファの「内部構造」を見ることは出来ません。

国産最高峰のラグジュアリーソファを開発、製造するにあたり、
品質が高いのは当然であり、それ以上に、「匠ソファの新しい魅力」を伝えていく必要があるからです。

「内部構造」だけでなく、「ソファのデザイン」や「ソファの新しい楽しみ方」、「新しい発想のソファの提案」など。

常に新しいデザイン、新しい発想のソファを市場に提案していくこそが、匠ソファの使命と考えております。

新しいデザインの具現化に向けて

現在「RIAN」「RELAX」を製造する提携工房は、ウレタン加工技術に優れています。
ソファの座り心地、デザインを具現化するのに最も必要なのが「ウレタン」「ウレタン加工技術」です。
実際に他のソファメーカーにウレタンを提供している、いわゆる「ウレタンの川上」でソファを造ることで、
様々な新しいデザイン、発想のソファを具現化することが出来ました。