ソファの中には、「取り扱いのしやすいソファ」もあれば、
「取扱いの難しいソファ=難易度の高いソファ」もあります。
難易度の高いソファは、一見デメリットにも感じますが、
そのデメリットを超えるほどの魅力があればどうでしょう。
実はそういったソファは高い評価を受けたり、一目惚れで購入されることが多いのです。
「国産ソファブランド/匠ソファ」のラインナップの中で、
比較的難易度の高いソファではあるけれど、それを超えるほどの魅力を感じられるソファがありますので、
ご紹介してみたいと思います。
難易度は高いけれど 魅力に溢れたソファをご紹介!
スケール感溢れるデザイン「LA SOFA」
国産ソファ離れの圧倒的スケール感が魅力の「LA SOFA」です。
LAソファのカバーは、ボディ、クッションともに、「一体縫製」されているのです。
上のカウチソファだと、「ワンアームソファ」のボディと座面クッションが「一体縫製」。
「カウチソファ」も「一体縫製」になります。
ダブルアームタイプを見るとわかりやすいです。
こういったデザインのソファは、アーム部分と座面のカバー縫製が分かれているのが普通ですが、
LAソファは「一体縫製」なので繋がっています。
また、座面クッションとベース部分も一体で分かれていません。
「一体縫製」だからこそ、スケール感があるのにスッキリとした印象を与え、モダンな雰囲気が強調されるのです。
「一体縫製」のため、カバーの着せ替えは難易度が高いのですが、
それを超えるデザインの魅力と、座り心地の良さで、選ばれることが多いのです。
究極に柔らかい座り心地「LB SOFA」
匠ソファのコンセプトである「感動する座り心地」を具現化した、代表的なソファが「LB SOFA」です。
ルーズで柔らかなフェザークッションに包み込まれて、ソファの上で浮遊しているような極上の座り心地。
これだけ柔らかなクッションだと、当然座った後の型崩れが起こります。
型崩れしたクッションを都度手直し、メンテナンスするのは、決して簡単な作業とは言えません。
ただ、「クッションメンテナンスが頻繁に必要」という難易度が高いソファに関わらず、
「座り心地の良さが最高!」「他のソファとは全然座り心地が違う!」と高い評価を受けているソファなのです。
実はこのLBソファですが、デザイナーの岩倉榮利により、「クッションをラフに使う」コンセンプトでデザインされているのです。
日本のソファは、かつての応接セットのように、しっかりとしたクッションのソファが多い印象です。
ただ、イタリアなど海外のソファは、例え高級ソファであっても、フェザークッションをラフに使い、ソファの上にクッションを散りばめたようなソファも存在します。
LBソファは、そういったラフにクッションを使うイメージでデザインされているのです。
最近では、海外トップブランドのソファも、しっかりとしたクッションが多くなった印象を感じます。
クッションの型崩れが頻繁に起こるような、柔らかなクッションのソファは比較的少ないのではないでしょうか。
ただ、そういった柔らかなクッションこそ、最高に心地良い座り心地を生み出すのです。
経年変化を楽しむ本革ソファ「RX-D アニリンレザー」
本革の中でも、染色しただけの「アリニンレザー」のソファは、非常に難易度の高いソファです。
シミや汚れもつきやすく、耐光性も弱いので、色落ちもしやすい革になります。
しかし、一般的な塗装されている本革にはない、革本来の風合いや質感を楽しむことが出来ます。
一般的な塗装革の場合、革の表面は伸ばして塗装するため、革本来の風合いは消えてしまいます。
一方、アニリンレザーは元々あった革の傷や汚れなどもそのまま使用するため、革本来の質感を味わうことが出来ます。
また、あまりダメージのある革は使用出来ないので、選ばれた良質の革だけが採用されるのです。
決して使いやすい革ではありません。難易度の高いソファと言えるでしょう。
でも、塗装革にはない魅力に溢れているので、RX-Dソファに関しては、この「アニリンレザー」を選ばれる方が圧倒的に多いのです。
一方ではデメリットと感じられるものでも、見方を変えればメリットとして受け入れられる。
不思議なものですが、そういったソファほど、魅力的に感じることも多いのです。
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匠ソファ全般