匠ソファは全てカバーリングシステムで、カバーば「ファブリック」「本革」のどちらも選ぶことが出来ます。
最初「本革」カバーを購入し、季節によって「ファブリック」カバーに着せ替えることも可能です。
匠ソファは「柔らかなフェザークッションの座り心地」が特徴なので、
比較すると「ファブリック」を選ばれる方多いのですが、
最近はグレード感を感じることが出来る「本革」を選ばれる方が増えてきました。
「ファブリックソファ」と「本革ソファ」を比較すると、座り心地が当然異なるのですが、
大きく変わるのが、「価格」です。
「ファブリックソファ」と比較すると、「本革ソファ」の価格は約1.5倍ほどになります。
今回は、「ファブリックソファ」と「本革ソファ」の価格の違いについてご説明いたします。
「ファブリックソファ」と「本革ソファ」の価格の違い
元々の「素材」自体の価格の違い
こちらは「RIAN-利庵」シリーズの「LA SOFA」のファブリック写真と本革写真。
価格は、写真のW2070タイプで、
「ファブリック」⇒¥682,000
「本革」⇒¥916,000
と、約1.3倍の価格の違いになります。
当然ながら、ソファの内部構造や内部の素材は同じです。
違うのは、「ファブリック」と「本革」の素材自体の価格の違いです。
匠ソファの「ファブリック」はイタリアを中心とした、海外製高品質ファブリックです。
直輸入しているため、比較的安価に提供出来ていることもありますが、
比較すると、「本革」自体の価格は高額になります。
「本革」は決してきれいにカットされた状態で入荷するわけではありません。
一頭分の背中を半分に切り分けた「半裁」か、一頭分の「丸革」のどちらかの状態で入荷します。
匠ソファは「丸革」を使用することが多いのですが、いずれにしてもソファカバーの形状として使用するために、
かなりの枚数の「本革」を使用する必要があります。
また、「本革」自体に、元々あったキズやシミが残っていたり、色ムラがあったりと、
ソファカバーに使えない部分が多くあり、「歩留まり」も良くありません。
元々高額である「本革」を相当量必要とするので、当然素材自体の価格が高くなり、商品価格に反映されます。
ソファはご覧のように、バッグや靴などと使用する量がそもそも違います。
「本革ソファ」の価格が高額になってしまうのは、そういった事情があるのです。
ただ、海外製の本革ソファの場合、生産国によっては安価なソファも存在します。
そういったソファは「張り込み式」がほとんどで、内部構造や素材もわからないため、どのぐらいの品質なのかはわからないものです。
仮に、
同じ価格の「ファブリックソファ」と「本革ソファ」があったとします。
購入する際は、検討基準を「価格」に置くことが多いと思いますが、
こういった場合、素材自体の価格から考えて、ソファとしての品質は「ファブリックソファ」の方が高いと言えます。
「ファブリックソファ」と「本革ソファ」は、素材自体の価格が違い、そして「歩留まり」も違うため、
同じ品質のソファの場合、「本革ソファ」の方が高額になってしまうのです。
ソファ選びの際の参考にしてみて下さい。
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匠ソファ全般