今回ご紹介する「匠ソファの商品開発の考え方」は、
まさに小売店での販売経験を活かした、匠ソファならではの発想です。
匠ソファの特徴として、
「サイズバリエーション(サイズ展開)が豊富」
「サイズや座り心地のカスタマイズが可能」
「様々なオプションを組み合わせて、オリジナルのソファセットが造れる」
など、お客様のニーズにお応えできるメニューが揃っております。
これらのメニューは新商品発売時にあったものではなく、
販売を積み重ねながら、お客様のニーズに合わせて生まれたものなのです。
今回はその中から、「サイズ展開」についてご説明いたします。
匠ソファの商品開発の考え方【サイズ展開編】
匠ソファでは、ソファのデザイン段階では「ストレートタイプ」だけだとしても、
その後、「カウチソファ」が生まれ、「カウチソファ」の要素となる「ワンアームソファ」が生まれ、
また、お客様のニーズに合わせて「コーナーソファ」が出来たり、
或いは、「新しいサイズ」が出来たり、販売を重ねる度にサイズバリエーションが増えていく特徴があります。
匠ソファ売上第1位の「贅沢空間/LB SOFA」の場合
最初のデザインは、「カウチソファ」。
「RIAN-利庵」のラグジュアリースタイルを具現化するべく、まずはボリュームあるクッションに包まれた「LBカウチソファ」がデザインされました。
「LB SOFA」の場合は、同時にストレートタイプのW2160もデザインされ、発売はストレートタイプからとなりました。
その段階で、100mm単位で4タイプのデザインを用意。
また、オットマンはコンパクトな「Sサイズ」だけでした。
しかし、大き目のサイズのオットマンもニーズがあります。その後「オットマンL」がラインナップに加わります。
「ワンアームソファ」という新しい切り口
一般的にソファは、両サイドにアームがあるタイプが主流で、
一方で、ベンチのように圧迫感のない「アームレスソファ」がありました。
ただ、匠ソファでは、そのどちらでもない「ワンアームソファ」を新しい切り口として提案いたしました。
カウチソファは、「ワンアームソファ」(写真左)と、「ワンアームカウチ」(写真右)とを組み合わせて構成されています。
この「ワンアームソファ」だけを切り離し、単独で販売することが増えてきて、後程正式にラインナップに加わることになったのです。
ラグジュアリーモデルの「LB SOFA」は、ダブルクッションで、奥行きも950mmあるため、比較的大きな印象のソファです。
匠ソファショップのある東京・京都はマンションユーザーの方が多く、
LB SOFAが欲しいけれど「サイズが大き過ぎる」「圧迫感を感じる」「搬入が難しい」などの声が多く、
次第に、圧迫感とサイズが軽減される「ワンアームソファ」を販売することが増えてきたのです。
「ワンアームソファ」は非常に使い勝手が良く、アームレス側にテーブルを置いたり、
圧迫感の軽減だけでないメリットがあります。
また、将来的に広いリビングに引っ越した際には、「ワンアームカウチ」を追加購入すれば、広々とした「カウチソファ」として使うことも出来るのです。
こういった「ワンアームソファ」という新しい切り口は、まさにお客様にニーズから生まれた発想なのです。
「コーナーソファ」への展開
「LB SOFA」に「コーナーソファ」が最初からラインナップにあったわけではありません。
最初は、「カスタマイズ」で対応していたのですが、あまりにご要望が多かったため、正式にラインナップに加わったのです。
「コーナー」というパーツだけでなく、「アームレスソファ」や、「1Pサイズ」なども加わると、
「ワンアームソファ」のサイズバリエーションを活かして、あらゆるサイズの「コーナーソファ」が選べるようになったのです。
さらに「ワンアームカウチ」を組み合わせ、「コーナーソファ」と「カウチソファ」のどちらの要素も入れ込んだ、
「コーナーカウチソファ」まで選ばれるようになりました。
また、「オーダーメイド機能」を活かして、ご覧のような「広角コーナーソファ」もお造りしています。
「大型ストレートタイプ」
他には「ワンアームソファ」を二台並べた「大型ストレートタイプ」を選ばれる方も増えてきております。
以上、「LB SOFA」を例にあげて、匠ソファのサイズ展開の考え方、手法をお伝えいたしました。
匠ソファは、お客様のニーズやご要望から、サイズ展開やアイテムを増やしていっているのです。