ソファ選びで意外と見落としがちなのが、【搬入経路の確認】です。
部屋にどれぐらいの大きさのソファが置けるのかは考えても、その部屋までどう入れるかまで考えていますか?
「家具の搬入のことぐらい考えてマンションは設計されているだろう・・・」と思われている方も少なくないのですが、実際に搬入の難しいケースは多々あります。
【通路の幅】<【天井までの高さ】
よく『幅』を気にされる方がいらっしゃるのですが、ソファは『幅』よりも『高さ』がポイントになる場合が多いです。
例えば、匠ソファの「最高級無垢ソファ/LE SOFA 3P」について。
■LE SOFA 3P:W2000 D900 H800 SH400
よくあるのが、奥行きが90cmあるため扉や廊下の幅が90cm以上ないと搬入出来ないと勘違いしてしまうケースです。
ソファは搬入時に上の画像のような向きで運ぶことはほとんどありません。
搬入に際しては【最小寸法】になるように持って運び入れますので、多くの場合ソファは背中が下になるように90度後ろに倒した状態で運びます。
LE SOFAの場合奥行きは90cmありましたが、背中を下にして倒しクッションを外した状態であれば「必要な幅は50cm」になります。
50cmの幅があれば通過するなら、LE SOFA 3Pが幅で引っ掛かるということはまずありません。
それよりもポイントになるのは通路の幅ではなく【搬入経路の高さ】です。
▼重要なのは【搬入経路の高さ】
ソファはエレベーターに乗せる時や通路を曲がる際に【側面を下にして立ち上げる】必要があります。
幅200cmのLE SOFA 3Pは、搬入経路が常に200cmを超えるだけの天井高があれば搬入は出来るということになります。
ところが多くの場合、室内廊下やリビングの天井高はクリア出来るのですが、リビングまでに通過する【扉】の高さが200cmよりも低い場合がよくあります。
その場合、ソファを立てた状態から斜めに傾けて200cmを切っている扉をくぐらせるのですが、ソファを立てた状態から斜めに倒し、扉をくぐらせた後にもう一度立ち上げる、というの作業が実は難しいのです。
ここで新たにソファの【対角線の問題】が出てきます。
幅200cm、奥行き90cmのLE SOFA 3Pを斜めにする際には、上図のように【約220cmの天井高】が必要になってくるのです。
ソファの幅が通過する扉の高さよりも狭ければ、搬入時に重要なのは搬入経路の幅だけになり、その場合ほぼクリア出来ると思います。
ソファの幅が通過する扉よりも広い場合、【搬入経路の高さ】の確認が必須となります。
▼例:マンションエレベーターの場合
最近増えて来ているマンションへの搬入の場合。
最初の難関はエレベーターに乗せられるか、です。
エレベーター扉の高さを計測し、ソファの幅よりも低ければ、次はエレベーター室内の天井高を計測します。
エレベーター室内の天井高がソファの対角線を超えていれば、ソファを斜めに倒して中に入れ、垂直に立て直すことが可能です。
もしも天井高がソファの対角線を越えていなかった場合、余程エレベーターの奥行きが広くない限りはエレベーター扉が閉まらず、上階に上げることは出来ません。
大型ソファ搬入時のポイント
搬入時に通過することになる扉の高さ、玄関や室内廊下の天井の高さ、戸建ての2階以上に上げる場合には階段の天井がどのような形状になっているのか。
【搬入経路の高さ】をチェックしてからソファ選びをするとスムーズです。
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