昨今、快適に映画などを楽しめるホームシアター環境を自宅に作る方が増えています。ただ大きなテレビを置いただけではホームシアターとは言えません。快適に視聴できる環境に欠かせないのは、最適なソファです。
本記事では、ホームシアターを視聴する際のソファの選び方について解説します。
目次
ホームシアターを快適に利用するためには?
昨今はサブスクのVOD(ビデオオンデマンド)サービスが充実しており、自分の趣味に合わせた映像コンテンツを縦横に楽しめる時代になりました。
こうしたサービスの利用には月額利用料を支払わなければなりませんが、昔のように映画館に行くよりも手軽に、そしてコストパフォーマンス良くコンテンツを楽しむことができます。たとえば通勤中にスマートフォンで映画を見たりするようなことは、かつては考えられないことでしたね。
映画館に匹敵する快適さにはソファは不可欠
コンテンツにも様々なものがありますが、とくにCGや特撮をふんだんに用いた映像重視のコンテンツは、やはり大画面で楽しみたいところです。
この点はやはり映画館のほうが設備が充実しており、最大128の独立した音声素材を、最大64の独立したスピーカーから出力できるDolby Atomos、自然でリアルなHDR映像を映し出すDolby CINEMA、サウンドオブジェクトを前・後・上・横など、適切なスピーカー位置に動かすことでシーンに合わせたサウンドを再現するdtsXなどの音響設備、マッコウクジラに匹敵する大きさのTOHOシネマズオリジナル規格巨大スクリーンTCX、豪華なシートなど、美しい映像を大迫力で楽しめます。
このような映画館の迫力と臨場感を自宅でも手軽に楽しむために、自宅に「ホームシアター」を作る家庭も増えています。
ホームシアターでは、テレビやスマートフォンなどの画面では味わえないような迫力のある映像を楽しめます。
ホームシアターの作るにあたっては、少しでも映画館のような快適さを実現するために、いくつか配慮すべきことがあります。
映画館のように飲み物やポップコーンを用意したり、トイレを済ませておいたりといったことも大事ですが、映画は数時間単位で見続けるものですから、長時間同じ姿勢でも疲れないような「快適に座り続けられる環境」を整えることが重要なのです。
ホームシアターで映像を楽しむためには、硬い床に座ったままだとお尻や腰が痛くなってしまうので、長時間快適に座るためのソファが理想的です。
もちろん、ソファなら何でもいいというわけではありません。
ただリラックスしたりする日常使いのソファと、ホームシアターに最適化されたソファではやはり適性が異なるのです。 部屋の面積や予算の余裕があるなら、ぜひホームシアター専用のソファを用意することをお勧めしたいと思います。
ホームシアターに適したソファの位置
ホームシアターで最高の体験を得るには、プロジェクター、スクリーン、ソファの位置関係が重要です。
まず、プロジェクターを配置する最適な場所は、スクリーンの対角線上です。プロジェクターをスクリーンの中心に向けると、画像が正しく投影されます。また、プロジェクターの高さは、画像がスクリーンに正確にフィットし、画像の歪みが最小限に抑えられるように調整する必要があります。天井にマウントしたり、背面の棚に設置したりするのが一般的でしょう。
次にスクリーンですが、サイズと位置は部屋の大きさとプロジェクターの仕様によって決まります。プロジェクターからの画像を明確に表示できるように、明るい色の壁か、専用のスクリーンを使用しましょう。理想的な視聴距離を確保するために、ソファからスクリーンまでの距離はスクリーン幅の 1.5~2 倍程度あったほうがいいでしょう。
そしてソファは、スクリーンの中心に向かって配置してください。ソファの中央とスクリーンの中央が一直線に並ぶような位置関係が理想的です。ソファとスクリーンの間の距離は、スクリーンのサイズと解像度によって異なりますが、高解像度のプロジェクターでは、より近くに座ることができます。ソファの位置を調整して、視聴者の目線がスクリーンの中央付近になるようにしてください。
視聴角度は、プロジェクター、スクリーン、ソファの位置を調整して、最適な視聴角度を確保しましょう。プロジェクターのレンズ中心線とスクリーンの中心を結んだ線の垂直方向に15°の角度が理想的です。画像の歪みが最小限に抑えられ、快適な視聴体験が保証されます。
また、部屋の照明にも考慮しましょう。間接照明または調光可能な照明があると、画像の鮮明さとコントラストを向上させます。照明器具や窓からの光がスクリーンに直接当たらないようにしましょう。
ホームシアターを楽しむには、スピーカーを配置し、迫力のある音響設備が欲しくなります。ソファの背後と両側にスピーカーを配置すれば、サラウンドサウンドを実現できます。また、天井にスピーカーを埋め込んだり、サブウーファーを追加して、低音を強化するとさらに迫力が出るでしょう。
匠ソファからのアドバイス
座り心地の良いソファなら、長時間の視聴することによる疲れは小さく済むでしょう。
座り心地は実際に座ってみないと確かめることができませんから、ソファ選びの際には、販売店に足を運んで実物を確認することをおすすめします。
ホームシアターを快適に利用するためのソファ選び
上記したように、ホームシアターで迫力の動画コンテンツを快適に視聴するためにはやはりソファの存在が欠かせません。
そこで、ホームシアターを快適に利用するためのソファの選び方について解説します。
座り心地は最優先に
ソファ選びでとくに重要視したいポイントは、やはり「座り心地」です。
ホームシアター用のソファに限った話ではありませんが、座り心地の良いソファを選んで購入することは、ソファの満足度を高めるためにも重要です。
たとえソファのデザインがどれだけ気に入って買ったものだとしても、値段的にも満足できるものであったとしても、座り心地が良くなかったら台無しです。そのソファを使う上での満足度は高くならないでしょう。
ホームシアターのように、数時間単位で座り続けてスクリーンを見つめることになると、ソファの座り心地の悪さが気になり、映像に集中することができないばかりか、しまいには体が痛くなってきてしまうことも考えられます。
ソファを普段使いすることも考慮に入れれば、座り心地の良くないソファほど満足度の低い買い物はないといってもいいでしょう。
ソファの座り心地は、ソファ内部に使用されているウレタンなどのクッション材の品質が左右しています。
私たち匠ソファでは、高密度で質の高いウレタンをソファに使用しており、そのため座り心地も抜群です。
ウレタンにこだわっているソファメーカーのホームページやカタログ等には、そのことについて記載されていることが多いですが、ソファの座り心地というものは、文字情報だけではなかなか伝わりにくいものです。ソファの座り心地は実際に座って確かめてみることが最も効果的な確認方法です。購入するソファを選ぶ際には、販売店に赴いて、スタッフに一声かけてから実物に座って確認することが欠かせません。
人数分座れることは必須
ソファには2人用、6人用などさまざまなサイズがあります。
そこで、ソファを選ぶ際には座りたい人数に合わせてソファの大きさを決めることになるでしょう。
ソファはよく「3人掛け」などと人数を明記したサイズを表示していることがあります。
3人家族であれば3人掛けソファ、客人が多い場合であればそれに合わせてソファのサイズを決めて選ぶのがいいでしょう。
ただ、「●人掛けソファ」という表記はあくまでも目安であり、実際にそう表示されているソファがすべて同じサイズであることもありません。
つまり、少し体格が良い人がその人数で座ると、場合によっては窮屈になってしまうこともあるということです。
「●人掛け」という表記はあくまでも目安と考えて、実際の寸法をカタログ等で確認したら、座り心地と同じように、販売店で実物のサイズ感を確認しておきましょう。
ソファのサイズは、そのソファをどこに設置するかということにも関係します。
本記事ではホームシアターで映像コンテンツを鑑賞するのに最適なソファということについて解説していますので、部屋のどこにソファを置いてもいいわけではなく、コンテンツを映写するプロジェクターの設置場所に対してベストな位置にソファを設置しなければなりません。
スクリーンとの関係においてここに設置するのがベストという場所に十分な面積がなければ、大きすぎるソファを置くことはできないでしょう。かりに置けたとしても、生活導線を圧迫してしまっては、ただ不便なだけです。
設置場所との兼ね合いを考慮しつつ、適切なサイズのソファを選定してください。
リラックスにはカウチソファもおすすめ
ゆっくりリラックスしながらホームシアターを楽しみたいのなら、おすすめは「カウチソファ」です。
普通、ソファとは「座る」ためのものですが、カウチソファは、寝そべることを前提として作られたソファです。
L字型で幅が広く、上で寝そべって使用できるので、ベッド代わりに使用する人もいます。
映画などは数時間単位の長さがあるので、そのような長時間のコンテンツ視聴は、じっと座った体勢では疲れを感じることがあるでしょう。
カウチソファは寝そべることを前提としているゆったりサイズのものなので、寝そべったままという映画館以上に楽な姿勢でホームシアターを満喫できるのです。
もちろん一般的なソファの上に寝そべることもできますが、カウチソファのほうがより快適に寝そべった姿勢をとりやすいようにできており、通常のソファに寝そべったときに感じるような窮屈感はまったくありません。
ホームシアターに適した機能性
ホームシアターを楽しむためには、ソファの機能性が関係してきます。
まず、ホームシアターでの映像体験は長時間に及ぶことになります。そのため、ソファは優れた快適性と背中、首、頭のしっかりとしたサポートを提供するものを選ぶ必要があります。しっかりとしたクッション、高品質のフォーム、人間工学に基づいたデザインのソファが適しているでしょう。
一人用ソファの中にはリクライニング機能が組み込まれているものがあります。そのようなソファは、背もたれとフットレストを調整でき、理想的な視聴位置を保つことができるでしょう。リクライニング機能があれば、映画鑑賞中にリラックスして快適な位置でくつろげます。調整可能なヘッドレストが装備されたソファなら、よりリラックスした体験ができます。
最近のソファにはコンセントや USB やワイヤレスの充電ポートなどが組み込まれたものがあります。これらがあると、タブレットやスマートフォンを充電したりできるので、これらのデバイスのバッテリー切れを心配することなく、映画や番組に集中できます。照明やスピーカーにつないでより迫力ある視聴体験もできるでしょう。
飲み物やスナックをすぐに取り出せるカップホルダーや収納スペースを組み込んでいるソファもあり、とても便利です。カップホルダー付きのアームレストは飲み物をこぼすことなくドリンクを安全にホールドしてくれます。スナックやリモコン用の収納スペースもあると、席を立つことなく、すべてを手の届く範囲に保ったままホームシアターを楽しめるでしょう。
匠ソファからのアドバイス
ソファ選びで困ったことやわからないことがあれば、メーカーに問い合わせたり販売店のスタッフに質問してみましょう。時として、知らなかったようなことを教えてくれたりすることもあります。
ソファ選びで注意すべきポイント
次に、ホームシアター用のソファを購入する際に注意すべきポイントを解説しましょう。
部屋の雰囲気に合わせたソファを選ぶ
ソファ選びにおいては、設置する部屋の雰囲気に合わせたデザイン・カラーのソファが理想的です。
部屋に置いている他の家具、壁紙、カーテンなどとソファのデザインや色がマッチしないと、ちぐはぐなインテリアになり、場違いなソファになってしまいます。
カラーだけでも他の家具とマッチするようなものを選ばないと、なんだか落ち着かない部屋になってしまうでしょう。
私たち匠ソファでは、全てのソファがカバーを簡単に交換できる「フルカバーリング」タイプになっていますので、部屋の雰囲気に合わせてカバーを選ぶことができます。
また、カバー交換が簡単だと、模様替えなども簡単に行うことができるというメリットがあります。
耐久性にもこだわってソファを選ぶ
ソファ選びにおいては、できるだけ「耐久性」にもこだわりたいところです。
お気に入りのソファというものにはなかなか出会えないものですから、そんなソファを買うことができたら、やはり長く使い続けたくなるはずです。
とはいえ、ソファは使いつづけることによって汚れたり壊れたり、内部のウレタンがへたって座り心地が悪くなったりすることがあります。そんな場合はメーカーに修理に出して座り心地を回復させることもできますが、どんな箇所が壊れても直すことができるわけではなく、フレーム部分など重要な部分が破損してしまった場合には、パーツ交換だけでは直すことができず、もはや新しいソファを買ったほうが安く済むということもあるでしょう。
つまり、最初から耐久性がなるばく高いソファを買ったほうが、コストパフォーマンスは良好なのです。
ソファの耐久性は、使用している部材や製法などに依存します。耐久性にこだわった高品質なソファを製造しているメーカーの作ったソファを選びましょう。
値段だけでソファを選ばない
ソファ選びにおいては、「値段だけで決めない」ことが重要です。
どんな買い物をする場合にも、予算というものがあるでしょうから、物の値段というのは重要なポイントの1つではあることは間違いありません。
しかし「安かろう悪かろう」という言葉があるように、安いソファがなぜ安いかというと、実は安さの秘密があるのです。安いソファのすべてがそうだとは言い切れませんが、安いソファの中には、質があまり良くない素材を使用した大量生産品なども含まれます。
そのようなソファは耐用年数が短かったり、座り心地が悪かったりして、結局長い目で見たコストパフォーマンスが悪く、満足度も高くないでしょう。
ソファ選びにおいて値段に注目するのは仕方がないことですが、「値段だけで決める」ということはなるべく避けてほしいと思っています。クオリティの面もちゃんと確認した上で、総合的に満足できるソファをお選びください。
匠ソファからのアドバイス
昨今はフリマアプリや中古品販売店などでソファを購入する人も多いようです。
新品でないソファを購入する場合には、状態や品質についてはよくよく確認しておきましょう。
特にフリマアプリなどでは写真だけで実物を確認できませんので、思った以上に瑕疵が重大だったり、目に見えない不良な箇所が後で発見されることもあります。
中古品を買うことは一種の賭けだと思ったほうがいいでしょう。
匠ソファおすすめのホームシアター向けのソファ
最後に、匠ソファが取り扱っている、ホームシアターを利用する際におすすめのソファを7つ紹介します。
LAソファ~くつろぎの最終形
超高密度ウレタン搭載の弾力クッションが心地良く身体を支え、ゆったりとした広い奥行きがもたらす最上級のくつろぎを味わえるソファです。
幅の広い重厚なアームデザインと座クッションと本体が一体化した、スタイリッシュなデザインが共存したモダンソファとして仕上げています。
LAカウチソファ~国産ソファ最大スケール
カウチ幅が最大130cmで製作可能な、圧倒的スケール感が魅力のカウチソファです。
まるでベッドのようにゆったりと寝そべることが出来る余裕のある広さは、一度体験すると忘れられないリラックス感を得られます。
LBソファ~辿り着いた柔らかな心地良さ
上質なフェザーを使った吸い込まれるような柔らかさと、圧倒的高密度な体圧分散に優れたクッションにより、「感動する座り心地」を追及する匠ソファの中でも座り心地人気NO.1のソファです。
しっとりふんわりと身体を優しく包み込むソフトクッションで、最高峰の気持ち良さをお楽しみください。
LBカウチソファ~吸い込まれるような柔らかさ
小さなウレタンをフェザー間に混合することで、ホールド力と復元力に優れたフェザークッションを実現したカウチソファです。
最高級の超高密度ソフトウレタンを採用した「底突き感ゼロ」の座面クッションで、長時間快適な居心地の良さを生み出します。
PFハイバックソファ~洗練された光沢と曲線美
首まで支えられる安心感のある、ホームシアターを利用する方向けのハイバックモデルのソファです。
背もたれの高さがありながらもディテールを徹底してシャープに仕上げることで、機能性とデザイン性を兼ね備えたスタイリッシュなデザインに仕上がっています。
PLプライベートソファ~コンパクトな一人掛け専用ソファ
ウッドフレームの、一人掛け用のコンパクトサイズのソファです。
シャープな木枠フレームはデザインの主張をし過ぎず馴染みやすいため、リビングだけでなく寝室や書斎でも活躍します。
RX-Gソファ~ふかふかクッションの心地良さとゆとりのある奥行き
ふかふかとした上質なお布団の上でくつろぐような、ルーズな姿勢でのリラックスタイムに最適なソファです。
座面クッションには高密度ウレタンをベースにウレタン混合フェザーを使用し、沈み込み過ぎないふかふかクッションを実現しました。
匠ソファからのアドバイス
販売店に足を運んでみると、カタログでは知り得なかったソファの魅力に気づくことができます。
最近ではネットでソファの売買が完結することも多いですが、気に入ったソファを購入する際には販売店で実物に触れてみてください。
【まとめ】適切なソファ選びでホームシアターを快適に!
ホームシアターを楽しむ時間は贅沢なものです。その時間をより快適に過ごすためには、やはり上質なソファが欠かせません。
長時間座ることを前提として、それに合った特徴を持つソファを選定してホームシアターの満足感をより高めてください。
満足度の高いソファをお探しの方は、「感動する座り心地」と「洗練されたデザイン」を両立したソファや各種家具類を多数取り扱っている匠ソファまで、ぜひお問い合わせくださいませ。