ソファの張地素材で「布(ファブリック)」と「本革」で悩んだ経験はありませんか?
どっちが良い悪いではなくそれぞれに特性がありますので、メリットデメリットを比較した上でご自身にとって最適な方を選んでください。
本記事では、
・「布ソファ」と「本革ソファ」それぞれのメリットとデメリット
・「布ソファ」と「本革ソファ」の納品事例で比較
・「本革ソファ」と選ばれたお客様のお声
という内容で解説したいと思います。
目次
布のソファのメリット・デメリット

布のソファのメリット

・選ぶ生地によって様々な感触を楽しめる
・種類が豊富
・手触りが優しい
・カバーリングタイプで着せ替え出来るソファも増えている
・本革と比較して費用を抑えられる
生地の素材や織り方で、多種多様な表情や手触りを楽しめるのが最大のメリットです。最近では、着せ替え可能な「カバーリングタイプのソファ」が増えてきているのも大きな魅力です。
布ソファのメリットについて、詳しく説明しましょう。
布(ファブリック)は種類が豊富
ソファに使用する「布(ファブリック)」は、カーテンのような薄い生地ではなく、「椅子生地」と呼ばれる比較的厚手の生地を使用します。
ソファは体が直接触れる、使用頻度の高い家具です。薄い生地だとすぐに破れてしまいますので、耐久性のある生地を使用するのが原則となります。

国内で流通しているソファ用の布の種類は大変豊富にあり、ソファブランド・ソファメーカー毎に対応する布を独自にセレクトします。基本的には、ソファブランド・ソファメーカーが採用している布ラインナップより選ぶことになります。
ソファブランド・メーカーによっては、ラインナップ以外の布でも作ることは出来ますが、布の伸縮や特徴などを把握して、自社のソファに合うものセレクトしているので、基本的にはその中から選ぶのが良いでしょう。
とはいえ、各ソファブランド・メーカーがラインナップしている布だけでも、かなり豊富な種類を用意しているので、お部屋のイメージやお好みのソファを作れる可能性が高くなります。
布のソファは手触りが優しい

布のソファの最大の特徴は「手触り・肌触りの良さ」でしょう。布の素材は、綿やウールなどの自然素材や、ポリエステルなど、洋服と同じ素材を使用しますので、素材に慣れているだけでなく、心地良さを感じることが出来るでしょう。
ソファは座るだけでなく、寝転んだり、ソファの上に上がり込んだりします。また、比較的長時間過ごすことになるので、「手触り・肌触りの良さ」はとても重要になります。

また、ソファのクッション性をダイレクトに感じることが出来るのも布ソファの特徴です。
かなり厚みのある本革と比べて、布は比較的薄いため、クッションの柔らかさや沈み込み具合いをダイレクトに感じることが出来ます。
本革と比較して費用を抑えられる

ソファは家具の中でも高額商品になります。数万のリーズナブルなソファもありますが、きちんとした「座り心地」や「耐久性」を求めると、最低でも10万円以上、品質の高いソファなら、40~50万円以上が相場です。
ただ、これはあくまで布ソファの価格です。本革になると、同じモデルのソファでも、布ソファの1.5~2倍の価格となります。
これは、布、本革の素材そのものの価格の違いです。
布は工業製品として作られるものが多いので、大きな生地として使うことが出来るため、ソファには向いています。
よって、ソファ市場には布ソファが多く存在し、実際に布ソファを使われている方が多くなるのです。
布のソファのデメリット
・汚れや埃が付きやすい
・生地によっては毛玉が出来やすい
・耐久年数は本革より短い
何と言っても布のソファ最大のデメリットは汚れが付きやすいことでしょう。
ソファの上で飲んだり食べたりして、うっかりソファに落としてしまう、ということを不安に思われる方が多いようです。
ただし、着せ替えの出来る「カバーリングタイプのソフ」ァなら、洗うことが出来るのでそのデメリットも解消されてきています。
布ソファのデメリットについて、詳しく説明しましょう。
汚れや埃が付きやすい

布のソファで最もデメリットとして感じられるのが、「汚れやすい・埃が付きやすい」ということでしょう。特に、「汚れやすい」印象がとても強いと思います。
洋服のように汚れたら洗濯したり、クリーニングに出せれば良いのですが、大型家具であるソファのカバーは、簡単に洗濯することが出来ません。
また、「張り込み仕様のソファ」なら、ソファカバーを外せないので洗濯は不可能です。
では、どうすれば良いのでしょうか。
一つは、「カバーリングソファ」で「洗濯・クリーニング可能なカバー」を選ぶことです。

ソファカバーがご自宅で着せ替えることが出来る「カバーリング仕様のソファ」なら、クッションカバーや本体カバーが汚れたら、洗濯したり、クリーニングすることが出来ます。
ただ、事前に「洗濯可能な布か」「クリーニング可能な布か」を調べておく必要があります。
⇒【カバーリングソファ】へのこだわりはこちら
ペットを飼っていたり、小さいお子さんがいるご家庭では、こういった布選びは必須になることでしょう。

最近では、水だけで汚れが落としやすい「機能性ファブリック」もソファブランドによっては選ぶことが出来ますのでオススメです。
もう一つの対策としては、布のソファ専用の「汚れ予防プロテクター」を使用することです。
ソファ全体にスプレーすることで、汚れを付きづらくするだけでなく、専用クリーナーで汚れを落としやすくなります。
本革ソファのメリット・デメリット

本革ソファのメリット
・高級感がある
・汚れが付きにくい、染み込みにくい
・布よりも厚く強度もある
・メンテナンスすれば10年以上でも使える
本革ソファはその特有の高級感と、汚れが付いた時の手軽なお手入れが魅力です。強度もあるのでペットを飼ってらっしゃるご家庭にも人気です。
本革ソファのメリットについて、詳しく説明しましょう。
本革ソファは高級感がある

本革ソファの一番の魅力・メリットと言えば、「高級感」を感じられることでしょう。
バッグ、財布、ジャケット、靴など、アパレル用品でも本革製品は高級感に溢れています。ソファもファッション的要素の強い家具なだけに、そのあたりは同じ感覚と言えます。
また一般的に、「本革ソファは高級である」と認識されています。ただ高額なだけでなく、実際に「高級感を感じる」のが本革ソファの魅力なのです。
実際に、本革ソファの納品事例でその「高級感」を見てみて下さい。

⇒モダンな空間にグレージュの本革ソファが良く映えます。

⇒豪華なコーナーソファをダークブラウンの本革で仕上がるとさらに高級感が増します。

⇒本革の持つ高級感・上質感は、グレードの高いソファでこそ魅力を発揮します。
汚れが付きにくい、染み込みにくい

ペットを飼っている方が本革ソファを選ばれるケースは多くあります。
本革は布に比べてかなり厚く、水も染み込みにくいので、ペットを飼ってらっしゃる方が比較的気兼ねなく使える素材なのです。
ソファは家族みんなで毎日使うものです。ペットも家族の一員、気兼ねなく使うのには本革ソファはオススメです。
ただ、本革の風合いを活かした「アニリン革」や「ヌメ革」は簡単にシミがいくので不向きです。きちんと塗装された「顔料仕上げの本革」をお選び下さい。
本革ソファのデメリット
・冬は冷たく、夏はベタつく
・定期的なメンテナンスが必要
・バリエーションが少ない
・張り込み仕様のものが多い
・布よりも高価格
本革ソファをお使いの方からよく聞くのが、「冬冷たく夏ベタつく」という声です。
そのため、本革ソファの上から布のカバーを掛けているご家庭も多いのですが、布がソファの上で滑ってしまい座り心地は悪いです。
また、本革ソファには「張り込み仕様」のタイプが多く、本革の張り替えに出すと新品購入価格の50~70%程度の費用が掛かる場合も少なくありません。
本革ソファのデメリットについて、詳しく説明しましょう。
「張り込み仕様」のタイプが多い
市場の本革ソファのほとんどは、カバーを交換出来ない「張り込み仕様のソファ」です。
本革は耐久性があるとはいえ、少しずつ劣化していきます。本革が破れたり、ヒビ割れしたり、汚れたりしても、修理が難しく、また張り替えるとかなりの高額になります。
よって、本革ソファが劣化したら、処分をしソファを新しく買い替えることが多いのです。
布よりも高価格

本革ソファを作るには、かなり多くの革を使用します。
こちらが牛の「丸革」ですが、この中で良い部位だけをセレクトしてソファを作っていくのです。
実際にはこの半分の大きさ(半裁革)を使用することが多いため、かなりの量の革を使います。よって、価格が高額になってしまうのです。
布か本革か・・・
数年後のことも考えて
ソファの張地素材は消耗品になります。
長く愛着を持って使いたいなら、
・布のソファで着せ替え出来る「カバーリング仕様」のソファにして着せ替えながら使う
・本革ソファなら定期的にメンテナンスを行い愛着を持って使う
上記のメリット・デメリットを比較して最適な張地をお選びください。
「国産ソファブランド/匠ソファ」では、全てのソファが布か本革からお選びいただくことが可能で、さらにどちらの場合も着せ替え可能な「カバーリング仕様」でお作りしております。


布から本革へ、本革から布への着せ替えも可能ですので、上記で挙げたデメリットの多くを払拭した使い勝手の良さがあります。
カバーの中身のクッション材も耐久性は国産トップレベルですので、安心して長くご愛用頂けます。
布のソファと本革ソファ/「匠ソファ」の納品事例で比較!
LA SOFA
神奈川県I様邸/LA カウチソファ W2945

ベージュのファブリックをベースに、付属クッションを異なる5色でコーディネート。布のソファはバリエーションが豊富なので、ファッション感覚でコーディネートが楽しめます。
京都府K様邸/LA カウチソファ W3300

同じ「LAカウチソファ」でも、上質なダークブラウンの本革で張ると高級感溢れる仕上がりになります。
匠ソファは大きな「丸革」を使用しますので、写真右のカウチソファの座面でも、これだけ継ぎ目なしでキレイに張ることが出来るのです。
LB SOFA
京都府I様邸/LB カウチソファ W2750

パイピングデザインでクッションの豊富な「LB SOFA」は、ファブリックコーディネートが存分に楽しめるソファなのです。
柄物ファブリックをアクセントにすると、よりオシャレな雰囲気になります。
千葉県T様邸/LB カウチソファ W2950

本革の「LB SOFA」はパイピングも一色でまとめて、ワントーンで張るのが人気です。クッションのボリューム感があるので、さらに豪華なイメージになります。
東京都H様邸/LB SOFA 3P

柔らかで包み込まれる座り心地の「LB SOFA」は、ファブリック仕様だとフェザークッションの柔らかさがより感じられます。
布(ファブリック)の質感や柔らかさで、座り心地も変わるのも特徴です。
神奈川県K様邸/LB SOFA 3Pワイド

白の本革で仕上げた「LB SOFA」です。柔らかな印象のLBとは異なり、本革は張り感があり、高級な雰囲気に見えます。
本革はクッションの空気の抜け感もゆっくりなので、より上質な座り心地を感じることが出来ます。
LD SOFA
東京都K様邸/LD SOFA 3P ウォールナット

天然木無垢材のアームテーブルが装備されている「LD SOFA」は、布(ファブリック)との相性は抜群に良いです。
ファブリックの質感やカラー次第ではナチュラルな雰囲気になりますし、ファブリックコーディネートも楽しむことが出来ます。
京都府O様邸/LD SOFA 3P ウォールナット

「LD SOFA」を本革で仕上げると、一気に高級感が増します。
LDはフレームが木枠で、クッションのカバーの仕様量が少なくなるため、本革仕様でも他のカバーリングソファよりも高額になりません。
PJ SOFA
東京都M様邸/PJ カウチソファ W3120

モダンデザインの「PJ SOFA」はクールカラーのファブリックで仕上げると、モダンな空間にマッチしやすくなります。
東京都T様邸/PJ カウチソファ W2820

ロースタイル&光沢ある「アルミ鋳物脚」で、スタイリッシュなデザインの「PJ SOFA」。本革仕上げになると高級感だけでなく、モダンさも強調されてます。
RX-D SOFA
東京都T様邸/PJ カウチソファ W2820

つまみ縫製がソファのシルエットを強調する「RX-D SOFA」のデザイン。布(ファブリック)仕様は、程良い沈み込みできちんとした姿勢で座ることが出来ます。
東京都K様邸/RX-D SOFA 1970

本革仕様の「RX-D」は、他の本革ラインナップと比較してもかなりリーズナブルな価格設定になります。
本革カバーの着せ替え可能なので、将来的に別の本革カバーや、季節によって布(ファブリック)に替えることも出来ます。
神奈川県I様邸/RX-D SOFA -LEATHER- 1820

「RX-D SOFA」の本革は、革本来の風合いを楽しめる「アニリンレザー」が選べます。厚手の本革を染料だけで仕上げた「アニリンレザー」は、使い込む度に風合いが良くなります。
RX-B SOFA
神奈川県M様邸/RX-B SOFA 1600

無垢フレームに涼し気な籐をあしらった新感覚のソファ「RX-B」。そのナチュラルな風合いに布(ファブリック)は良く似合います。
フレームや籐のカラーを選ぶことが出来ますので、組み合わせ次第では、
・リゾートな雰囲気
・ナチュラルな雰囲気
・和の雰囲気
・北欧テイスト
など、色々なスタイルに変化します。
京都府I様邸/RX-B SOFA W1600 セミアニリンレザー

上のファブリック仕様と同じで、フレームのカラーは「木枠(ブラウン)+籐(ブラウン)」で、クッションが「セミアニリンレザー」になっています。
「無垢材+籐+本革」という異素材同士の組み合わせで、他にない素敵な雰囲気のソファに仕上がりました。
⇒【布のソファと本革ソファの違い】は匠ソファの納品事例でご確認下さい!
本革ソファを選ばれたお客様の声
布のソファと本革ソファのメリット・デメリットをご紹介しましたが、比較的高額になる「本革ソファ」を選ばれた方は、実際使われてどのような感想をお持ちなのかを、最後に少しご紹介したいと思います。
東京都S様邸/LD SOFA 3P ウォールナット

選ばれたソファ | 選ばれた本革 |
LD SOFA 3P ウォールナット | 本革テルマール#0509(Gray) |
『座り心地に関して、硬すぎず柔らかすぎずでとても座り心地が良いです。
本革を選択しましたが、ウォールナットとの色合いとも合っており、お手入れも簡単なので、これから長いお付き合いになりそうです。』
大阪府K様邸/RX-D SOFA -LEATHER- 別注 W2100

選ばれたソファ | 選ばれた本革 |
RX-D SOFA -LEATHER- 別注 W2100 | アニリンレザー/キャメル色 |
『他メーカーの革ソファーからの買い替えです。肌触りが非常によく、気持ちいいです。もっと柔らかくなるのが楽しみです。』
東京都K様邸/RX-D SOFA 1970

選ばれたソファ | 選ばれた本革 |
RX-D SOFA 1970 | 本革テルマール#0714 |
『まず色がすごく良く、固さと座り心地もとても良いです。
最初は少し固いかなと思っていましたが、だんだん小慣れて来ました。
匠というに相応しい、作り・縫製の細密なところとそれに伴う高級感は特筆すべきと思います。
例を挙げると、腕乗せ(というのでしょうか)はしっかりしていながら、縫製は繊細、心地良い柔らかさもあり、頭を乗せてくつろぐことも出来ます。』
静岡県M様オフィス/LE SOFA 3P&1P ウォールナット

選ばれたソファ | 選ばれた本革 |
LE SOFA 3P&1P ウォールナット | 本革フィーブル#0028-Black |
『とても高級感があり、感動しております。』
以上、「ソファは布派?本革派?それぞれのメリット・デメリットを比較」という内容で解説いたしました。
それぞれの特性を理解して、ご自身にあったソファを選んでみて下さい。