ソファが劣化する表現として、「へたり」と「型崩れ」があります。
良く聞く表現としては、
「ソファがへたってしまった」「クッションがへたって戻らない」というワード。
ただ、ソファに関しては「へたり」と「型崩れ」では意味合いが変わってきます。
「へたり」はソファの構造や、クッションなどの素材が完全に劣化してしまっている状態。
「型崩れ」も本来は元の形状から崩れた状態を意味しますが、「型崩れ」はメンテナンスで元の形状に戻すことが可能です。
単に、一時的に形状が崩れてしまっている状態です。
このソファの「へたり」と「型崩れ」は全く別の状態になりますので、
ソファを選ぶ際、或いはソファを使っている方には是非知っておいていただきたい内容です。
目次
ソファの【へたり】と【型崩れ】について
ソファは「型崩れ」するという現実

家具やソファは頻繁に購入するものではありません。
毎日毎日使用して、使用頻度が高いにも関わらず、比較的「高耐久商品」で「大型商品」なので、
少し劣化した程度では買い替えることはありません。
また、国内でのソファの歴史はそれほど長くないこともあり、ソファへの正しい認識があまり広がっておりません。
以前は応接セットなど、革製でしっかりとしたソファが多かったり、
ホテルや公共施設などのソファも、しっかりとした硬めのソファが多いので、一般的にはそういったソファをイメージすることが多いかもしれません。
ただ、最近は座り心地を重視した「フェザーを含んだ柔らかなクッションのソファ」や、
家でカバーを取り替えできるような「カバーリングソファ」など、ソファの仕様も変わってきました。
柔らかなクッションは当然ながら、座るとクッションの形状は崩れますし、
カバーリングソファは、カバーがズレたり、ヨレたりします。
ソファというのは、ほとんどの場合が「型崩れ」するというのが現実なのです。
ソファの「型崩れ」はメンテナンス、お手入れすれば元に戻ります

ソファは同じ椅子でも、「体をリラックスさせて座るための椅子」になりますので、
クッション素材にはウレタンや、フェザー、綿など、「心地良い素材」を多く使います。
よって、硬いソファは「型崩れ」が少なくても、柔らかなソファやクッション性に優れたソファは、座ると「型崩れ」が起こります。
ベッドや布団もメイキングした後はキレイでも、翌朝には乱れています。
当然ながら、ベッドメイキングを行いキレイに整えることでしょう。
ソファも同じことです。
「ベッドメイキングは毎日行うのは当然だけど、ソファを毎日メンテナンスするのは面倒」
というのは本来おかしな話で、それは「ソファは型崩れしないもの」という先入観があるからに他なりません。
ベッドも、マットレス単体だと「型崩れ」は起こりません。
でも、ベッドはマットレスだけで寝るものではなく、枕、枕カバー、シーツ、ベッドパッド、布団、布団カバーなど揃えて眠ります。
ソファも、ボディは「型崩れ」は起こりません。クッション、カバーなど揃えて、ソファとして使用します。
ソファは、座ると大なり小なり「型崩れ」が起こります。
ただし、簡単なメンテナンスをすることで元に戻ります。
逆に、「型崩れ」を放っておくと、クッション自体の形状が変形して元に戻りづらくなったり、劣化を早めてしまうことになります。
ソファの「へたり」は元に戻らないほど劣化していること

ソファの「型崩れ」は、メンテナンスすれば元に戻るので、「へたり」ではありません。
ソファの「へたり」とは、ソファの構造体やクッションの素材が劣化していて、完全に消耗、或いは破損していて、
メンテナンスでは元に戻らない状態のことです。
リーズナブルなソファだと、2~3年でへたってしまうものもありますし、
ある程度の高額なソファでも、10年以内でへたることは多々あります。
ソファはいずれ劣化(へたる)ものですが、これはソファだけに限らず、どんな商品も同じです。
特にソファは毎日毎日、家族全員で負荷をかけるので、劣化や消耗は早い部類に入ります。
このソファの「型崩れ」か「へたり」かを知ることは、ソファ選び、或いはソファを長く使っていくのに、とても大切な「ソファの常識」なのです。
ソファの【へたり】と【型崩れ】を勘違いしてしまう
「フェザークッションソファ」
座り心地を追求した「フェザークッションソファ」

ソファの「型崩れ」が気になる方は、しっかりと硬めのソファを選ぶべきです。
特に、クッション性を柔らかくする「フェザークッションソファ」は選ばない方が良いです。
イタリアのトップブランドのソファの多くは、座り心地の良さを追求した「フェザークッションソファ」が中心です。国内でも高級ソファになると、フェザーを含んだソファが多くなります。
「フェザークッションソファ」はフワっと体を包み込む心地良さがある反面、
クッションの「型崩れ」が起こりやすい特徴があります。よって、クッションメンテナンスが必須です。
この「型崩れ」は「へたり」と勘違いされやすいのですが、
メンテナンスすることで元に戻るため、クッションが劣化してしまう「へたり」ではないのです。
「フェザークッションソファ」は特にメンテナンスが必須

どんなソファでも「型崩れ」は起こりますので、メンテナンスは必要です。
その中でも、柔らかな座り心地の「フェザークッションソファ」は日々のメンテナンスが必須です。
ただ、この常識が浸透していないため、国内のソファ製造メーカーのソファが「どんどん硬めの座り心地になっている」印象を感じます。
あるソファ製造メーカーの方は、「フェザークッションソファがへたった」というクレームが多いと話されていました。要は、ソファを仕入れて販売する販売側が、「フェザークッションの特徴」と「メンテナンスの必要性」を話さず販売するため、お客様がクッションの「型崩れ」を「へたり」を勘違いしてしまうとのことでした。
これは国内市場では日常茶飯事で起こっている現実です。
よって、ソファ製造メーカーは、柔らかなクッション性の「フェザークッションソファ」の製造を避け、出来る限り「型崩れ」の起こりにくいソファを製造するようになるのです。
国内では「しっかりと硬めで、型崩れが少ないソファ」が好まれる傾向が強いので、将来的には柔らかな「フェザークッションソファ」は少なくなっているかもしれません。
【へたりづらい】ソファをお探しの方へ
品質と耐久性の高いソファを探す
ソファの「へたり」は、ソファの使用において、ソファの本体やクッションが劣化、或いは破損して元に戻らない状態です。
ソファの本体の劣化や破損は、構造自体に問題があります。特にリーズナブルなソファに起こりやすいです。
ソファのクッションの「へたり」は、クッションの素材(ウレタンやフェザー、綿など)が、劣化しやすい品質のものを使用している場合に起こります。
こちらはリーズナブルなソファだけでなく、ある程度の金額のソファでも起こります。
「へたりづらい」ソファをお探しの方は、ソファの「品質」や「素材」「構造」などのスペックを良く確認して、「耐久性の高い」ソファを選ばれることをオススメします。

リーズナブルなソファを選ばない
大型家具店やネット通販には、リーズナブルなソファがたくさん販売されています。
主に、アジアを中心した生産コストの安い地域で生産されたソファになります。
ソファは見た目だけでは内部の構造や品質がわからないものですが、
コストを抑えて生産しているソファは、それ相応の素材・構造であることは容易に想像出来ます。
もし「へたりづらい」ソファをお探しされているならば、リーズナブルなソファは避けた方が良いです。
【型崩れしづらい】ソファをお探しの方へ
「ウレタン」やしっかりとした素材で作られたソファを選ぶ
ソファの「型崩れ」は、柔らかな素材を使用したソファに起こります。
代表的なのが、「フェザークッションソファ」です。
ソファの「型崩れ」を直すのが面倒という方は、「フェザークッションソファ」を選ばない方が良いです。
出来れば、座面クッションは「ウレタン」だけで構成されているソファを選び、
背クッションもしっかりとした素材が、きちんと充填されているものを選ばれると良いです。
本革ソファを選ぶ
ファブリックソファと比較して、本革仕様のソファは、それほど「型崩れ」が目立ちません。
クッションの空気抜けが良くないこともありますが、多少「型崩れ」しても、素材の特性上あまり気にならないことが多いです。
ただ、本革ソファは、「ファブリックソファに比べて高額であること」「張り込み仕様のソファが多い」など、選ぶ際の注意点もあります。

⇒【匠ソファの本革ソファへのこだわり】の詳しいご紹介はこちら
匠ソファは【フェザークッションソファ】が中心です
「国産ソファブランド/匠ソファ」は「フェザークッションソファ」を中心としたソファブランドになります。
コンセプトは「感動する座り心地」

匠ソファショップにご来店されたお客様の多くは、匠ソファに座った時に、
「他と座り心地が全然違う!」と話されます。
他とは、他のショップやメーカー、ブランドのソファのことです。
これはおそらく、市場で「柔らかなフェザークッションソファ」が減少している中、
匠ソファが座り心地の良さを追求した「フェザークッションソファ」中心のブランドだからでしょう。
匠ソファのコンセプトは「感動する座り心地」。
このコンセプトを実現するために、「柔らかなフェザークッションソファ」は不可欠なのです。
復元力のあるフェザークッションを使用!
ただ、メンテナンスは必須です

匠ソファで使用するフェザーは、100%フェザーではなく、ウレタン素材を含んだ、復元力のある「特殊配合フェザー」です。
フェザー独特の沈み込みを感じながらも、弾力性と復元力に富んだフェザーです。
よって、座った後の「型崩れ」も、クッションを叩いたり、空気を入れたりすることで、簡単に復元します。
例え、復元力のあるフェザークッションでも、メンテナンスは必須です。
ただ、メンテナンス頻度を減らしたい方向けに、ご注文時にフェザー量を増量したりなど、カスタマイズに対応しております。
匠ソファの「フェザー増量」カスタマイズ
『「フェザークッションソファ」の心地良さは良いけれど、もう少し座り心地を硬くさせたい』
『あまりメンテナンスをしたくないので、クッションをもう少ししっかりとさせたい』
というお客様には、ソファオーダー時に「フェザー増量」カスタマイズをオススメしています。

こちらは「背クッション」「座面クッション」ともに、「フェザー増量」カスタマイズを行っております。
通常のフェザー量よりも約20%増量することで、よりしっかりとした座り心地になります。
匠ソファは【ウレタンシートソファ】もあります
「へたり」だけでなく、「型崩れ」も起こりづらい
「フェザークッションソファ」が中心の匠ソファですが、座面クッションにフェザーを含まない、ウレタンシートのソファもあります。
「型崩れも嫌」「メンテナンスは面倒」という方は、是非ウレタンシートのソファをお選び下さい。
※ただし、背クッションは心地良さを出すため「フェザークッション」なので、簡単なメンテナンスは必要です。

無垢アームがテーブル代わりになる、モダンでスタイリッシュな無垢ソファ「LD SOFA」です。
こちらの座面クッションは、5層の高密度ウレタンから成る、フェザーを含まないウレタンシートです。
ウレタンシートなのに、程良い沈み込みがあり、心地良いので非常に人気があります。
背クッション、ボルスタークッションにはフェザーを含みますのでメンテナンスが必要ですが、
座面はメンテナンスもほとんど必要なく、「型崩れ」「へたり」も起こりづらいソファなのです。
お客様の声

■東京都T様
『5年前に購入したLDSOFA自体とても気に入っており、部屋のスペースの問題で前回購入時には叶わなかったカウチをこのたび新居建設に伴い追加購入しました。
深く腰掛けることのできる座り心地もゆっくりくつろぐことができ、寝心地も抜群で。。。ベッド代わりに朝まで寝てしまうこともしばしばです。
カウチは足を伸ばしてさらにくつろげるので、家族で取り合いになっています。
以前は部屋の中央に設置する予定で購入したので、背面の見た目の美しさも決め手で気に入っていたのですが、新居では壁付けで配置しているため、背面の美しさをお見せできないのがもったいないくらいです。
以前の家の雰囲気に合わせてウォールナットを購入していたため、チークが基調の新居に合うか少々心配しておりましたが、カバーも含めてとても馴染んでおり、高級感も感じられてウォールナットにしてよかったなぁとさらに満足しています。』

そしてもう一つが、「ソファの上でくつろぐソファ/RX-F SOFA」です。
グリッドデザインが特徴の座面クッションは、こちらも5層のウレタンで積層され、上部に化繊綿を使用しています。
ソファの上で薄手のマットレスを置いているような仕様で、もちろん「型崩れ」は起こりづらく、
もし将来的に「へたり」を感じても、座面クッション部分の交換が簡単に出来ます。
お客様の声

■静岡県T様
『座り心地はもちろん、寝転びながらくつろぐのが最高です!
オットマンも一緒に購入したことで理想的なソファになりました。生地は選択肢がたくさんあり、迷いましたが今となっては迷う時間も楽しかったです。
これからも家族で大切に愛用していきます。』
匠ソファのオススメ【フェザークッションソファ】3選!
ソファの「へたり」と「型崩れ」の違いと、
「フェザークッションソファ」の特性、「日々のクッションメンテナンス」の必要性を理解された方は、
「座り心地の良さ」を重視して、匠ソファの「フェザークッションソファ」を選ばれます。
これからご紹介するソファは、「しっとり柔らかで、包み込まれる座り心地」で、
当然ながら、クッションの「型崩れ」も起こります。
それさえも、心地良さの一部と感じられるソファを3モデルご紹介します。
まるで布団の上で寝ているような心地良さ
RX-G SOFA


匠ソファで最も柔らかなクッションの「RX-G SOFA」。開発コンセプトは、「眠れるソファ」。
枕のようなデザインのクッションは、最初から崩れるように設計されています。
「クッションが乱れても気にならない」
「少し整えれば良い感じに戻る」
そういうソファが作りたい!というイメージから生まれたソファなのです。
お客様の声

■神奈川県S様
『まずは購入に当たり何度も丁寧な説明と選定検討にお付き合い頂き 有難う御座いました。
期待をして納品日を迎えましたが、見た目の重厚感と柔軟な座り心地に感激し、座った後は眠り落ちる事も多く夫婦共に思い描いていたソファを購入する事が出来、非常に満足しています。有難う御座いました。』

■東京都T様
『二人でゆったり座ることができて、とても満足しています。ここから動きたくないです。』

■東京都S様
『半年以上、本気で探してデザイン、座り心地、お値段、すべての希望に沿ったソファで、本当に購入してよかったです。特に気に入ったのがワンシートの座面。
長時間、寝転んでも、足をのせていても疲れないし、本当にお布団にいるよう・・・。
追加でオーダーしたクッションがきたら、もっと快適に過ごせそうです。』

■東京都N様
『いろいろソファは試しましたが、匠ソファさんのソファは座った瞬間に他とは明らかな違いを感じました。
その中でも座面が広く、包み込まれるような座り心地からこのRX-Gを選びました。
デザインも良く、長時間リラックスしてくつろぐことができ非常に気に入っております。』

■東京都S様
『眠れるソファという名前の通り、座り心地も寝心地も最高で、このソファのお蔭でより快適な生活が送れそうです。色々な素材や色のソファカバーやクッションカバーを自由に組み合わせて選ぶことができ、理想のソファを作っていただけて大満足です。』
しっとりとした柔らかさに包み込まれる心地良さ
LB SOFA

匠ソファの「フェザークッションソファ」を代表する、「座り心地の良さNO.1人気」ソファが「LB SOFA」です。
複数の置き型「フェザークッション」に囲まれた、浮遊感を感じる座り心地。
「硬めのソファが好き!という方」も、「腰痛でお悩みの方」も、
「ハイバックソファが欲しい!」という方も、なぜか選んでしますソファです。
お客様の声

■東京都T様
『座ると、何もする気が起こらないくらい快適です。』

■東京都U様
『すわるたびに満足感いっぱいです。』

■東京都W様
『(選んだ決め手は)品質に対するていねいなご説明、サイズ、クッションの柔らかさ、ファブリック選びへのプロフェッショナルなご対応。
見て美しく、座って心地よく、本当に満足しています。
末永く愛用したいと思います。』
コンパクトなデザインに包まれる心地良さ
PG SOFA

匠ソファのラグジュアリーシリーズ「RIAN」の中で、都会向きでコンパクトにデザインされたソファ「PG SOFA」。
座った時の「サイズバランス」が良く、背クッションの「柔らかさ」と「包み込まれる感じ」が特に人気です。
お客様の声

■東京都K様
『座り心地が本当に快適で、ソファに座っている時間が増えました。
ファブリックも選択肢が多い分、散々悩みましたが、サンプルを自宅に送って頂いて、自分の部屋で色々と検討出来たのでとても助かりました。お陰で大満足なお買い物になりました。』

■千葉県Y様
『動きたくなくなってしまうくらい座り心地の良いソファで大変気に入っています。
色合いもイメージ通りで末永く使用したいです。
また商品を選ぶ際にも丁寧かつ細かくご対応頂き、搬入までも全てスムーズでした。
総じてとても満足しており、家での快適な空間が作れました。ありがとうございます。』

■神奈川県K様
『ソファの座り心地が素晴らしく、テレビを見たり読書をしていると寝てしまうことがしばしばです。
背面の硬さをカスタマイズして頂いたので、気分によって違う座り心地でくつろいでおります。』
⇒【PG SOFA】の紹介はこちら
⇒【PGカウチソファ】の紹介はこちら
以上、ソファの「へたり」と「型崩れ」の違い、
そして、ソファの「型崩れ」にはメンテナンスが必須という内容でした。
こちらを参考にして、「型崩れが少ないソファ」を選んだり、
或いは、「型崩れ」よりも座り心地を重視した「フェザークッションソファ」を選んだりと、
ソファ選びに活かしてみて下さい。
また、現在「フェザークッションソファ」を使っている方は、日々の簡単なメンテナンスを意識してみて下さい。