「子供がいるので、手入れが簡単な本革のソファを探しているのです・・・」
このような理由で本革ソファを探されている方、非常に多いです。
最近は、「ペットを飼っているので・・・」というケースも多くあります。
「本革のほうが汚れても拭きやすいから・・・」
本当にそうなのでしょうか?
普段使っている革製品はそんなに使いやすいものでしょうか?
バッグ、靴、コートなど。
確かに「ファブリック(布)」の印象は、染み込んだ汚れは取れにくいというイメージがあります。
革だとサッと拭き取って・・・といった感じなのかもしれません。
今回のブログでは、
・小さいお子さんがいたり、ペットを飼ってらっしゃる方は、「本革ソファ」を選ぶべきなのか?
本当はどういったソファを選ぶべきなのか?
・なぜ「間違った本革ソファ選び」をしてしまうのか?
・「本革ソファ」を選ぶ時は、どういった本革ソファを選ぶべきか?
という内容をお伝えしたいと思います。
子供がいるので本革ソファ??
小さなお子さんがいるご家庭のソファ選び
小さなお子さんがいるご家庭の場合、
「ソファは場所を取るから要らない」
「子供が汚すので、とりあえずはリーズナブルなソファで良い」
と考えられる方が多いでしょう。
ただ、
「家族でソファでゆっくりとくつろぎたい」
「ソファでリラックスしたい」
と考えられる方も多く、その場合は「座り心地」や「品質」の良いソファを探されるでしょう。
小さなお子さんがいるご家庭の場合、最もオススメなソファは「フルカバーリング仕様」のソファです。
「フルカバーリング仕様」のソファならば、ファブリックが汚れたら洗濯やクリーニングが出来ますし、将来的に「替えカバー」を購入することも出来ます。
「子供がいるから、とりあえずはリーズナブルなソファ」と考えられる方も多いですが、リーズナブルなソファはカバーの着せ替えが出来ない「張り込み仕様」のソファが多いものです。
また、「フルカバーリング仕様」のソファでも、リーズナブルなソファはクッションなどの品質がそれほど高くないので、カバーを替える頃には、ソファ自体が劣化(へたり)している可能性が高くなります。
⇒【フルカバーリングソファへのこだわり】の詳しい内容はこちら
子供がいるので本革ソファ
冒頭でご紹介した
「子供がいるので、手入れが簡単な本革のソファを探しているのです・・・」
というケース。
「手入れが簡単」というのは、合っているとも言えるし、そうでないとも言えます。
もし、「手入れが簡単」という理由で本革ソファを探される場合は、「塗装された本革(顔料仕上げ)」を選ぶようにして下さい。
染料仕上げの「アニリンレザー」や「セミアニリンレザー」は、シミがつきやすいのでお手入れは難しくなります。
「塗装された本革」はすぐに拭き取れば、簡単にシミになることはありません。
特に事前に保護クリームなどでケアしておけば、さらに効果的でしょう。
ただ、乾燥や長年の使用で、革はヒビ割れたり劣化していきますので、定期的なメンテナンスは必要になります。
本革と合皮
本革ソファと同じような見た目で、合皮のソファがあります。
合皮やビニールレザーは人工的に作った革の風合いのような生地で、本革とは全く別物です。
本革よりも汚れには強く、お手入れしやすいのが特徴です。
ただ、本革ほど厚くないので、早期に破れてしまうケースが多いのがデメリットです。
本革と比較してリーズナブルなので、市場ではよく販売されています。
確かに汚れやお手入れが心配な場合は、お求めやすい価格なこともあり良い選択肢なのかもしれません。
本革でも「フルカバーリング仕様」がオススメ
比較的お手入れがしやすい「本革ソファ」や「合皮ソファ」でも、「フルカバーリング仕様」がオススメです。
カバーの着せ替えが自宅で出来るので、本革が劣化しても、別のカバーを新調して使っていくことが出来ます。
ただ、市場のほとんどの「本革ソファ」は「張り込み仕様」です。
本革が劣化すれば、張り替えるしかありません。本革の張り替えはかなり高額なので、実際には張り替える方は少数です。
「国産ソファブランド/匠ソファ」は全て「フルカバーリング仕様」で、本革ソファも「フルカバーリング仕様」です。
よって、小さなお子さんがいるご家庭でも、安心して本革ソファを選んでいただくことが出来ます。
⇒【匠ソファのフルカバーリングソファへのこだわり】の詳しい内容はこちら
「機能性ファブリック」もオススメ
「本革ソファ」のデメリットは、ファブリックや合皮と比べて高額になることです。
同じソファでも、ファブリックソファと比較して、本革ソファは約1.5倍~2倍の販売価格となります。
それだけ、生地自体の価格として、本革は高額になるのです。
そこで、今注目されているのが、「機能性ファブリック」の存在です。
匠ソファで取り扱う「アクアクリーン」は、「アクアクリーンテクノロジー」によって、水だけで汚れを浮かせて落とすことが出来る「高機能性ファブリック」です。
引っ掻きにも強いので、ペットを飼ってらっしゃるご家庭にも大変人気があります。
また、スペイン製で、生地の発色や柄も美しく、「高品質ソファ」に適したファブリックなのです。
「ファブリック」と同じ価格なので、汚れやお手入れを気にされている方には特にオススメです。
なぜ「間違った本革ソファ選び」をしてしまうのか?
「本革ソファは手入れが簡単」という先入観
先程ご紹介したように、「本革ソファ」でも「塗装された本革(顔料仕上げ)」の場合だと、ファブリック(布)と比較すると、普段のお手入れは難しくはないでしょう。
ただ、「手入れが簡単」とあまり汚れを気にせず使用したり、乾燥や紫外線、水分から守ることを怠ると、思ったよりも早期に劣化してしまいます。
逆に、保護クリームなどのメンテナンス用品でケアしながら、丁寧に使用し続けると、ファブリック(布)と比較的しても長期に使用することが可能です。
よって、「本革ソファは手入れが簡単」と安易に思わず、「長く使っていくという感覚」で大事にケアしていくことをオススメします。
「本革ソファは使う毎に味わい深くなる」という先入観
染料仕上げの「アニリンレザー」や「セミアニリンレザー」などは、ケアして丁寧に使用してくと、経年変化で良い風合いが出てくるでしょう。
ただ、こういった繊細な仕上げの革は汚れも目立ちやすいので、経年変化による風合いよりも、汚れの方が目立つ場合もあります。
「汚れも味」と考えられる方は、こういった革のソファを使われるのはオススメですが、多くの方は目立った汚れをかなり気にされます。
ソファは毎日座るものです。よって、次第に汚れたり、劣化するのは、仕方がないことです。
「本革ソファは使う毎に味わい深くなる」とお考えの方は、「本革ソファの特性やケア」を事前に確認してから検討することをオススメします。
「本革ソファは高級である」という先入観
高級ソファに本革ソファが多いのは、事実です。
ただ、「本革ソファが高級である」というのは、正しくはありません。
ソファの表面材として使われる「本革」にも品質ランクがありますし、
また、本革ソファでも、内部のクッションなどの素材はそれほど良くないことも多くあります。
例えば、市場には10~20万円台の「本革ソファ」もあれば、
50万円以上の「ファブリックソファ」もあります。
表面材としては、ファブリックよりも本革の方が高額であることが多いのに、これだけの価格の違いが出るということは、内部のクッションの素材や構造が大きく異なるということです。
(※比較的安価な「本革ソファ」は輸入品であることが多いです)
よって、「本革ソファは高級」と思って使用したが、想像以上に早くへたってしまった、というケースは非常に多くあります。
「本革ソファは高級」と思いこまず、きちんと「品質」を確認することが重要なのです。
どういった本革ソファを選ぶべきか?
フルカバーリング仕様の「本革ソファ」
本革はファブリック(布)よりも耐久性はありますが、長く使うと経年劣化し、いずれは見映えも悪くなります。
ほとんどの本革ソファは「張り込み仕様」なので、本革カバーが劣化したら、張り替えるしかありません。
ただ、一般的に「本革ソファの張り替え」は非常に高額なので、張り替えを選ばず、廃棄・買い替えされる方が多いのが現実です。
よって、本革ソファを選ぶ場合は、「フルカバーリング仕様」のソファを選ぶのがオススメです。
「フルカバーリング仕様」のソファならば、別の本革カバーを購入して、ご自身で着せ替えすることが可能です。
替えカバーは本革でなくても、次はファブリック、或いは合皮カバーにする選択肢もあります。
内部構造や素材が確認出来る「国産本革ソファ」
理想は「フルカバーリング仕様の本革ソファ」ですが、市場には「張り込み仕様の本革ソファ」が多いのが現実です。
そういった場合は、ソファの内部構造や素材などを確認出来るソファをお選び下さい。
本革はケアをきちんとすれば長く使えますので、ソファ自体の品質が良ければ、長く使っていくことが出来ます。
また、「国産本革ソファ」の場合は、内部構造や素材が確認しやすいのと、価格設定がわかりやすいので、長く使っていけるかを判断しやすいのでオススメです。
比較的使いやすい「顔料仕上げの本革ソファ」
革本来の風合いがお好きで、手入れもきちんと行える方は、「染料仕上げの本革ソファ」がオススメですが、
そうでない方は、比較的手入れのしやすい「顔料仕上げの本革ソファ」を選ばれると良いです。
基本的にはしっかりと塗装されている革なので、比較的汚れに強く、安心して使うことが出来ます。
匠ソファでオススメの本革ソファをご紹介!
匠ソファは、全モデルが「本革」対応可能です。
また、全て「本革カバー・フルカバーリング仕様」なので、将来的な「カバー着せ替え」も考えて、安心して使っていくことが出来ます。
こちらでは、匠ソファで人気の「本革ソファ」を実際の納品事例とともにご紹介いたします。
オーダーメイド対応の「高級本革ソファ」
LA SOFA
LA カウチソファ W4175
左から幅1300mmのワンアームカウチ、幅875mmのアームレスソファ、幅2000mmのワンアームソファを並べた総幅4175mmの大型カウチソファセットです。
ソファの奥行きは1100mmもあるため、幅も奥行きもボリュームのある広々としたリラックス空間になりました。
LA ダブルカウチ W2600
弾力ある座面クッションの心地良さが魅力のLA SOFAを、広々とくつろげるダブルカウチ仕様でお納めしました。
ワンアームカウチソファを2台並べた「ダブルカウチ」はソファならではのくつろぎに特化した最高のリラックスソファです。
ご家族皆さまでソファに上がり込んでのんびりとおくつろぎいただけます。
LA コーナーソファ 別注2800×2700
奥行き110cmの圧倒的広さが魅力のラグジュアリーソファをコーナー仕様でお納めしました。
本革ダークブラウン色で高級感溢れるコーナーソファになりました。
本革ならではの光沢やクッションの張り感で、ソファのシルエットがより強調されます。
LA カウチソファ W4175
スケール感抜群のW4175mmの、本革仕様の大型カウチソファをお届けしました。
幅130cmのカウチ部分の奥行きを、180cm⇒200cmに別注。かなり広い座面となりました。
この広々座面を、継ぎ目なしの「一枚革」で仕上げております。
RIANの本革は「丸革」を使用しますので、これだけ大きなサイズで革を仕上げることが可能です。
LA カウチソファ W3300
グレード感のある空間にピッタリの、匠ソファで最もラグジュアリーなソファ「LAカウチソファ」を本革張りでお届けしました。
当初はイタリアの本革ソファを検討されていましたが、「納期が半年かかること」「本革が劣化したら張り替えが困難」なことから、
本革カバーの着せ替えが可能で、国産でアフター対応が可能な「匠ソファ」をお選び頂けました。
素材の高級感を堪能出来る「木枠本革ソファ」
LD SOFA
LD SOFA 3P ウォールナット
無垢アームがテーブル代わりになる、ワンアーム・ワンシートデザインのスタイリッシュなソファです。
張り地は上質な本革より、ダークブラウンとブラウンのツートンカラー。ウォールナット無垢材の質感や色合いと良く似合います。
LD SOFA 2P ウォールナット
別のソファと比較され、デザイン性に加え機能性にも優れた「LD SOFA」を選ばれました。
ソファのグレード感を重視されていたため、張り地は本革仕様で選ばれました。
全体的なカラーはブラックで、腰クッションのみダークブラウンでアクセントを加えられました。
LD カウチソファ W2825 ウォールナット
ウォールナット無垢材とホワイトの本革とのコラボレーション!上質モダンなカウチソファセットです。
シボ感のある質感抜群の本革「テルマール」より、清潔感漂うホワイトを選ばれました。
ウォールナット材とのコントラストがとてもきれいなコーディネートです。
LD カウチソファ W2675
アームがテーブル代わりになる、モダンな木枠カウチソファ「LDカウチソファ」に、
上品なベージュの本革とアクセントクッションを合わせた、上質で気品溢れるカウチソファのお届けです。
ウォールナット無垢材と本革の組み合わせで、さらにラグジュアリーな雰囲気に。
本革はカバーリングタイプなので、将来的に別の本革や或いはファブリックに着せ替えすることが可能です。
LD カウチソファ W2825
上質でシックな本革・ブラウンのコーディネートです。全体はダークブラウンで落ち着いた雰囲気、
ボルスタークッションはキャメルで合わせられ、とてもオシャレな印象です。
木質感のあるフローリングに、無垢材の木枠ソファ。一見、ナチュラルな雰囲気になりそうなコーディネートですが、
本革カバーにされることで、モダン&ラグジュアリーな雰囲気が加わりました。
革の種類が選べる「コスパ抜群の本革ソファ」
RX-D SOFA
RX-D カウチソファ W2805
上品な印象のアイボリー色の本革でコーディネートしました。
仕上げは顔料塗装されているので普段のお手入れも簡単です。
ダークブラウンとアイボリーで統一した落ち着きのある大人のリビング空間です。
暖かい陽射しが心地良く、晴れた日はソファでうたた寝してしまいそうです。
RX-D SOFA 別注W2200
会社の応接室用のソファを買い替えられました。
これまでもブラックの本革ソファをご使用されていて、今回はさらに大きなサイズの「RX-D SOFA W2200」を2台セットで選ばれました。
ボリュームのあるボディに凛としたスタイルの脚が特徴の「RX-D SOFA」。
シックな黒革に合わせて、「スチール黒脚」を選ばれました。モダンでスタイリッシュな印象です。
RX-D SOFA 1970
張地を本革グレーを選ばれました。
デザイナーがこだわったステッチが入るデザインも本革仕様だけの魅力で、後ろ姿もお洒落な印象に。
オプションアイテムのヘッドレスト(別売り)は取外しが可能です。
お部屋をすっきり見せたいシーンでは、ヘッドレスト無しのスタイリッシュなデザインも楽しめます。
RX-D SOFA 1820 アニリンレザー
染料で仕上げたアニリンレザーは使い込むほどにしなやかになり、経年変化で色合いも変わっていきます。
ソファのボディ全体を高密度ウレタンと綿でふっくらと張りのあるシルエットに仕上げました。
アーム部分に寄り掛かってもクッション性があるので硬さを感じず、どんな姿勢でも心地良くくつろぐことが出来ます。
RX-D SOFA 1970&1670 アニリンレザー
長年使用された本革ソファセットから、「RX-D アニリンレザー」のW1970とW1670+オットマンのセットに買い替えされました。
革本来の風合いをそのまま残してアニリン染料で仕上げています。決して汚れやシミに強くはありませんが、革の風合いがとても良く感じられます。
また、本革ソファでは珍しい「フルカバーリング仕様」のソファですので、将来的にお客様でカバー交換が可能です。