ソファは頻繁に買い替えることのない大型家具です。
それだけにソファの購入で失敗したくないもの。
国内市場にはあらゆるソファが販売されています。
リーズナブルなソファから高級ソファ、コンパクトなソファから大型カウチソファ、カバータイプのソファや木枠ソファ。
サイズやデザインの好みで選ぶソファは変わりますが、選ぶポイントで大事なことは「生産国/産地」を確認することです。
本記事では、あらゆる産地のソファの中で、「なぜ日本製(国産)ソファがオススメなのか?」を解説したいと思います。
目次
日本国内で販売されているソファの産地
市場に存在するソファを産地別で大きく分けると、「日本製」「アジア製」「イタリア製」があります。
もちろん北欧のソファやアメリカ、ドイツなど欧州のソファもありますが、ソファブランドやソファ専門店、インテリアショップ、家具店では上記の3つの生産地のソファが多いように思えます。
イタリア製ソファ
日本でトップブランドと呼ばれるソファの多くは「イタリア製ソファ」です。
「カッシーナ」「B&Bイタリア」「ミノッティ」など、トップブランドのショールームが国内に存在し、ソファの本場だけあって、品質・デザイン性の高さは際立っております。
海外からの輸入商品だけに、販売価格は高価格帯となります。
また、納期も約4ケ月以上が一般的です。
アジア製ソファ
市場でかなりのシェアを占めているのが「アジア製」のソファでしょう。
今や世界の生産地と言われる中国を始め、タイ、ベトナムなど、アジア製のソファがインテリアショップや家具店、そして通販サイトに多く見受けれられます。
北欧ブランドのソファブランドも実は中国製であることも多いです。
また、日本の家具・ソファメーカーであっても、実は生産地は「中国」であることは、今では当たり前のようになっています。
大手家具店や通販サイトで多く目にするように、リーズナブルな価格帯が多いのが特徴です。
国内に在庫を持っていることが多いため、納期は比較的早いのが特徴で、
受注生産であっても、約2ケ月ほどになります。
日本製(国産)ソファ
海外製ソファが多いといっても、やはり国内のソファの中心は「日本製(国産)」ソファになるでしょう。
国内のソファ製造メーカーや、家具製造メーカーで作られたソファが、国内の家具店やインテリアショップで多く販売されています。
価格帯は20万円~50万円の中価格帯が多く、品質と価格が比例しやすいのが特徴です。
また、受注生産のソファが多く、納期や約3週間~1ケ月半となります。
日本製(国産)ソファは購入後のアフター面で差
ソファは最低10年、できることならば、20年、30年と使っていきたいですよね。
実はそれほどの耐久性のあるソファ自体が市場には少ないのですが、10年以内にもアフターが必要になることが多いのが「ソファ」なのです。
匠ソファを運営する「京都・KANEKA」でも、これまで中国製、アジア製、イタリア製のソファを扱ってきました。
その中で非常に困ったのがこの「アフターメンテナンス」だったのです。
まず、ソファがカバーを取り替えられる「カバーリングソファ」であるにもかかわらず、「既に廃盤なのでカバーの販売はできない」「輸入元が変わったので、替えカバーが作れない」など、5~8年ぐらいしか経っていないのに頻繁にありました。
また、ソファ自体が破損した時に修理するにも、さすがに海外に持って帰って修理するわけにもいかず、国内のメーカーや修理職人に依頼せざるを得ないのですが、どうしても購入時の金額と比較して割高になってしまいます。
特にアジア製のソファのセールスポイントは「購入時のお得感」なので当然と言えば当然なのですが、結局は「使い捨てソファ」になってしまうわけです。
品質が良く、デザイン性の良い、イタリアブランドのソファはどうでしょう?
替えカバーを購入する金額も高額ならば、海外から取り寄せになると、納期もかかります。
ソファ購入後のアフター面を考えると、日本製(国産)ソファはオススメということが言えます。
日本製(国産)ソファの「作り手」と「お客様」との距離感
日本製(国産)ソファのイメージ
日本製(国産)ソファのイメージと言えば、「安心・安全」ではないでしょうか?
海外製ソファが決して「安心・安全」ではないということではありません。
日本製(国産)ソファは国内で作っているため、製造メーカーや職人が近い距離に感じられ、また日本人の気質的に、丁寧なモノ作りを行っているイメージがあるからでしょう。
実際に、家具店やインテリアショップのバイヤーは、実際にソファ作りの現場を見ることが出来ます。
どのようにソファが作られて、どういった素材や構造で作られているのかを見た上でソファを仕入れて、販売することが出来ます。
また、ソファが破損したり、追加でカバーを購入する際も、安心して製造メーカーに相談することが出来るのです。
そういった面からイメージ通り、日本製(国産)ソファは「安心・安全」と言うことが出来るでしょう。
「お客様」のニーズが反映されやすい
家具店やインテリアショップは、国内のソファ(及び家具)製造メーカーから直接ソファを仕入れます。
昔のように、問屋や商社を間に経由して仕入れることはあまりありません。
よって、「お客様」ー「販売店」ー「製造メーカー」の距離感が非常に近いので、
ショップでの「お客様」の反応やニーズを「販売店」を通して、「製造メーカー」に伝わりやすいのです。
これは、「日本製(国産)ソファ」の最大の特徴であり、メリットと言えるかもしれません。
常に、今の住宅事情や市場のニーズに沿ったソファ作りを行うことが出来るのです。
日本製(国産)ソファがオススメである理由
コンパクトサイズのソファが多い
海外製ソファと比べて、日本製(国産)ソファはコンパクトサイズのソファが多い印象です。
これは日本の住宅事情の影響でしょう。
マンション住まいの方も多く、また都会の戸建てなどは、リビングはそれほど広くありません。
よって、コンパクトサイズのソファしか置けない実情があります。
国内のソファ製造メーカーはそういった住宅事情やお客様のニーズに合わせて、比較的コンパクトサイズのソファを作る傾向にあります。
また、実際部屋までの搬入を考えても、コンパクトサイズのソファの方が搬入しやすいのです。
圧迫感の少ないデザインのソファが多い
先程ご紹介した内容と同じく、日本の住宅事情から、「圧迫感の少ないデザインのソファ」が多い印象です。
日本の家具メーカーらしい、スッキリとしたデザインの「木枠ソファ」は、デザインに抜け感もあり圧迫感を感じさせません。
コンパクトでロータイプ、そして奥行きが浅く、アームが広くない。
こういった圧迫感の少ないソファは、日本の住宅事情に適したソファと言えます。
デザイン・サイズバリエーションが豊富
日本製(国産)ソファはオーダーを受けてから生産する「受注生産ソファ」が多いため、様々なサイズバリエーションのソファを用意しています。
中には、10cm単位でサイズを選べるソファもあれば、オーダーメイドでお好みのサイズで作れるソファもあります。
また、ソファ製造メーカーだけでなく、家具製造メーカーもソファを作るので、それぞれのメーカーの「個性」を活かしたソファが発売されています。
デザインの違ったソファが多く存在するのも、日本製(国産)ソファの特徴と言えます。
オーダーメイドに対応出来るソファがある
「細やかな対応」「技術の高い」印象がある、日本製(国産)ソファ。
お客様の間取りに合わせたサイズオーダーや、お客様の好みに合わせた生地オーダーなど、あらゆるニーズに対応するのも日本製(国産)ソファの特徴です。
品質と価格の違いがわかりやすい
日本製(国産)ソファは、「品質(素材や構造、機能性など)」と「販売価格」が比例しやすい特徴があります。
よって、予算に合わせたソファ選びがしやすいのです。
日本製(国産)ソファの価格設定は非常に正直な印象です。
素材の原価や工程に合わせて価格設定を行い、他業種にあるような「極端なブランド料」はあまり加算されないのです。
もちろん販売時の割引を見込んで定価を高く設定している場合もありますが、
「最終購入金額」で比較すると、きちんとした選び方が出来ます。
カバーリングタイプのソファが多い
海外の方と比べ、日本人は非常に清潔を好みます。
よって、ソファもカバーが着せ替えできる「フルカバーリングソファ」が主流になってきています。
特にファブリックタイプのソファは汚れがつきやすいので、張り込みタイプだと、清潔な状態で使い続けることが出来ません。
最近では、「フルカバーリングソファ」は必須で、さらに「汚れが取りやすい生地」を希望される方も増えてきました。
特に、ペットを飼ってらっしゃる方には、そういった生地が人気です。
生地のバリエーションが豊富
「受注生産」でソファを作ることが多い日本製(国産)ソファは、お好みの生地でソファを作れるのが特徴です。
ファブリックだけでなく、本革や、ビニールレザー。
お客様の好みや希望に合わせて、お好きな生地やカラーでソファを作ることが出来るのです。
ソファは体に触れることが多く、さらにインテリア性の高い商品なので、
生地のバリエーションが豊富なので、重要なポイントです。
アフターサービスに対応している
日本製(国産)ソファの最大のオススメポイントは、「アフターサービスに対応している」ことでしょう。
ソファは毎日座るもので、負担は相当なものです。
破損することもあれば、生地の劣化も早くなります。
破損した際の修理や、生地の劣化による「替えカバー購入」など、
日本製(国産)ソファは、きちんと対応していることが多いのが特徴です。
日本製(国産)ソファはどこで購入できる?
家具専門店
有名な大手家具店ではなく、地域の小・中規模の家具を専門に扱う「家具専門店(販売店」は、こだわった家具の仕入れを行うところが多いため、「日本製(国産)ソファ」を多く取り扱っています。
全国で行われる「家具展示会」には、国内ソファ・家具メーカーの新作が随時発表されます。
そこで見極めたものを仕入れ、自社の家具店で展示・販売しますので、オススメの「日本製(国産)ソファ」を見つけることが出来るでしょう。
店主や店長のこだわりの「日本製(国産)ソファ」が見つかるはずです。
家具販売イベント
ここ数年、大きな会場で行なわれる「家具販売イベント(インテリアフェアなど)」にも、「日本製(国産)ソファ」が多く出店されています。
こういった「家具販売イベント」は地域の中規模の家具店が独自主催するイベントで、国内ソファ・家具メーカー名を出して販売するため、一堂に多くの「日本製(国産)ソファ」を比較出来るのが特徴です。
インテリアショップ
大手インテリアショップは海外製ソファを扱うことが多く、どちらかというと、地域のインテリアショップは「日本製(国産)ソファ」もセレクトしています。
ただ、デザインやインテリア性を重視したセレクトなので、国産にこだわっているわけではありません。
「日本製(国産)ソファ」をお探しの場合は、必ずショップスタッフの方に「生産地」を確認してみて下さい。
ソファ専門店
数は多くはありませんが、「国産ソファ専門店/匠ソファ」のように、オリジナルブランドの国産ソファだけを取り扱う「ソファ専門店」が存在します。
ソファの販売に特化しているので、ソファに関する詳しい知識から、ソファの選び方まで、
「失敗しないソファ選び」「納得出来るソファ選び」にはオススメです。
ソファの買い替えで来店される方や、「長く愛着を持って使っていけるソファ」を探されている方が多いのが特徴です。
⇒【国産ソファ専門店「匠ソファ」(東京青山・京都)】の詳しいご紹介はこちら
大手家具店や通販サイトは?
CMやメディアで有名は大手家具店のソファは、リーズナブルな海外製ソファが多いのが特徴です。
また、通販サイトも「価格重視」のソファが多いため、海外製ソファが多く販売されています。
「日本製(国産)ソファ」を探されている方は、先にオススメした家具店やショップを訪問することをオススメします。
「国産ソファ専門店/匠ソファ」のオススメソファ3選!
「匠ソファ」は、「感動する座り心地」をコンセプトとして、国産・高品質ソファに特化した「ソファブランド」です。
元家具販売店としての経験を活かし、「日本製(国産)ソファ」を追求して生まれたソファが「匠ソファ」なのです。
そんな「匠ソファ」から、「日本製(国産)ソファ」らしい3つのオススメのモデルをご紹介します!
アームテーブル付きスタイリッシュデザイン/LD SOFA
日本の代表的な家具産地でもある「飛騨高山」の木工職人と、ウレタン加工技術に優れたソファ工房がコラボして生まれたのが「LD SOFA」です。
上質な無垢材を流線形デザインに加工した「アームテーブル」は、テーブルとしても肘置きとしても使える機能性が特徴です。
後ろ姿もスッキリとしたデザインで、リビング・ダイニングの間仕切りとしてもレイアウト出来ます。
程良く硬めのウレタンシートで座り心地も良く、ワンシートのスッキリデザインで座る場所を選びません。
また、ソファのフレームは分解可能なので、搬入がしやすいのも特徴です。
包み込まれる最高峰の気持ち良さ/LB SOFA
「LB SOFA」は包み込まれるような柔らかな座り心地が特徴です。この計算し尽された「柔らかさ」と「心地良さ」は、「日本製(国産)ソファ」らしさに溢れています。
丁寧にウレタンを貼り重ねながら、ボディの膨らみを作っていきます。
この「きめ細やかな仕事」こそ、日本製(国産)ソファの特徴と言えます。
高密度ウレタンを何層も重ね合わせて、「特殊フェザー」で「柔らかな沈み込みと心地良さ」を表現。
「LB SOFA」は匠ソファの中でも、「最も座り心地が良い」と評判のソファなのです。
「LB SOFA」はサイズバリエーションが豊富で、カウチソファやコーナーソファ、或いはコーナーカウチソファなどお作りすることが出来ます。
また、サイズオーダーにも対応しておりますので、お客様の間取りやご希望に合わせたソファが作れます。
天然木の温もりとローデザイン/PM SOFA
こちらも「飛騨高山」の木工職人と、ソファ工房がコラボした「PM SOFA」。
ローアームで圧迫感のないデザイン、伝統的な組み継ぎの技術で作ったアームが特徴です。
サイズは幅180cmと幅210cmの2タイプ。写真は幅210cmの大型ソファなのですが、デザイン的に圧迫感も少なく、また「両アームを外しての搬入」が可能なので、搬入しやすいのもポイントです。
「すり足デザイン」で和の空間にも、洋の空間にも合うデザイン。
「座り心地の良さ」と「日本製(国産)ソファらしいデザイン」の両方を兼ね備えたオススメのソファです。