広々としたリビングには、やはりソファーも存在感のある大きなものを選びたくなるのではないでしょうか。
大きいソファーには大きいことによるメリットがあります。
ただし注意すべきこともありますので、購入する前にそれを把握しておきましょう。
本記事では、リビングに大きいソファーを置くなら知っておいてほしいことについて解説します。
目次
大きいソファーのメリット
ます、ソファーが大きいとどのようなメリットがあるかということから解説しましょう。
大人数で同時に座れる
ソファーが大きいことの1つ目のメリットは「大人数で同時に座れる」ということです。
ソファーに座れる人数は横幅の広さで決まります。
小型のソファーは、普通は2人掛けや3人掛けがメインですから、それ以上の人数がいるご家庭の場合や、何人も来客があるような場合には、同時に全員が座ることができなくなってしまいます。
そんなとき、ソファーが大きいと大変重宝します。
大きいソファーは横幅が広いので、4人以上が同時に座ることができるものもあります。
大家族での団らんを楽しんだり、何人もの来客を迎えたりする際にも、大人数でソファーに座ることができ、仲間はずれが出てしまうことがありません。
サイズによってはベッド代わりになる
ソファーが大きいことの2つ目のメリットは「サイズによってはベッド代わりになる」ということです。
大きいソファーは、その上で人が寝そべることを前提として作られているものがあります。
いわばベッド代わりになるということですが、ソファーがベッドとしても使えると、さまざまな場面で役に立ちます。
たとえばあまり広くない部屋にはベッドとソファーの両方を設置することは現実的ではないでしょう。狭苦しくなったり生活動線がとれなくなるだけでなく、寝室なのかリビングなのかよくわからない空間になってしまいます。
そんなとき、ベッドとしても使える大きなカウチソファーを置くことで、スペースを節約し、インテリアとしても統一感を演出することができます。
泊まりの来客があったときも、ベッドの代わりにソファーで寝てもらうことができ、来客の寝る場所の確保に困らずに済みます。
このように、ベッド代わりにもなる大きいソファーは、さまざまな場面で重宝するのです。
高級感がある
ソファーが大きいことの3つ目のメリットは「高級感がある」ことです。
ソファーは存在感のある家具ですから、まさにリビングの主役と言えます。
大きいソファーはそれだけで高級感がありますから、大きいソファーが置かれたリビングはなんとなくグレードが上がって見えるはずです。
大きいソファーをリビングに設置すれば、ソファーの高級イメージがリビングの印象に大きく寄与し、グレードの高いインテリア空間を演出することができるでしょう。
匠ソファからのアドバイス
大きいソファーには、このようにさまざまなメリットがありますが、一方では、部屋のスペースを圧迫してしまったり、搬入することが難しいなどのデメリットもなくはありません。
また大きいソファーは小さなソファーに比べて価格も高くなることが多いです。
そうしたデメリットも考慮してソファーを選びましょう。
大きいソファーを選ぶ際のポイント
大きいソファーは、見た目の高級感の通り、価格的にもそれだけ高くなりますから、後悔しない買い物をしたいものです。慎重に選んで、最適なソファを購入しましょう。
具体的にどのようなポイントに気をつけて大きいソファを選ぶべきかということを解説します。
サイズや他の家具とのバランスはどうか?
1つ目のポイントは「サイズと、他の家具とのバランス」という点です。
大きいソファーを買うときに注意するべき点は2つあります。
1つ目は、運び入れる際の搬入経路の問題です。
家の外から、設置するリビングまでの搬入経路を確保しなければなりません。
ドアなどの狭いところをそのソファーが通れるかどうかということが重要なポイントです。
2つ目は、設置スペースの問題です。
設置するために十分なスペースをリビングに確保しなければなりません。
これから新しく住むという家で家具も揃っていない状態なら、大きいソファーが設置されても違和感はないかもしれません。すでに他の家具が設置されている場合は、大きいソファーが置けるかということを確認する必要があります。
また、大きいソファを設置したために、あとで他の家具が欲しくなっても置くスペースがないという事態になることも想像されます。
リビングの広さや、将来も含めてほかの家具とのスペースの観点から、大きいソファーを設置できる十分なスペースを確保しましょう。
スペースの問題は、ただ単に「置ける」というだけでは不十分です。設置スペースはもちろん、生活動線を考えたスペースがなければ大きいソファを活かすことはできませんし、ほかの家具とのバランスも考慮すべきです。
ソファーの大きさがほかの家具の大きさとアンバランスだと、存在感のある大きいソファーが浮いてしまうことになりかねません。
大きなサイズであることから、このように注意すべきポイントが多数ありますので、ソファーのサイズ選びは慎重に行う必要があります。
形は生活スタイルに合っているか?
2つ目のポイントは「ソファーの形を生活スタイルに合わせる」という点です。
ソファーにもさまざまなタイプの形があります。
たとえば」L字型のものや、上で寝そべることができるカウチソファなど、さまざまなソファーの中からひとつを選ぶことになります。
購入してよかった!という満足感を得るためには、ご自身の生活スタイルに合わせて最適なソファーを購入することが重要です。
たとえば「普段はソファーとして使い、ときどきはベッドとしても使いたい」という生活スタイルに合わせるなら、ソファーベッドやカウチソファがおすすめです。これらのソファーは、上で寝そべることができるようにできているからです。
ただし海外では、カウチソファーは、応接室のようなフォーマルな雰囲気のリビングに置くのは不適切だとされていますので、注意が必要です。
このように、どういった生活スタイルに合わせてソファーを購入するのか、目的・使用用途に適切なソファーを選びましょう。
生活スタイルに合っていないソファーを購入してしまうと、たとえ色やデザインの第一印象が良くても、日常的に使用する中で感じる小さな違和感や不満が積み重なって、結局後悔することになってしまうかもしれません。
最初に書いたように大きいソファーは高価なものですから、後悔しないためにもどういった生活スタイルの中でソファーを使うのかということを入念にシミュレートし、最適なソファーを購入してください。
色は部屋と調和しているか?
3つ目のポイントは「ソファーの色はリビングの調和するものを選ぶ」という点です。
ソファーにはさまざまなカラーバリエーションがあります。また、同じソファーでもカバーを着せ替えることでカラーリングを変更できるものもあります。
誰でも色の好みがあると思いますが、それだけで単純に決めてしまわずに、そのソファーを設置するリビングの雰囲気に調和する色を選ぶようにしてください。
大きいソファーはリビングの中でひときわ大きな存在感を放つことになります。
リビングのイメージを左右する最大のアイテムになりますから、もし、ほかの家具や壁紙などが醸し出すリビングそのものの雰囲気に合わない色のソファーを選んでしまうと、他の色とケンカしてしまうことになり、落ち着いて過ごせる空間ではなくなってしまいます。
リビングは、家族や友人・知人と団らんしたり、ゆっくり落ち着いて過ごす空間ですから、リビングの雰囲気を壊してしまうような色のソファーを置くことはおすすめできません。
ソファーによっては、豊富なカラーバリエーションが用意されています。設置するリビングの雰囲気に調和する色のソファーを選びましょう。
座り心地を実際に座って確かめたか?
4つ目のポイントは「座り心地については実際に座ることで確かめる」という点です。
本来、ソファーの満足度の中で最も大きな要素は「座り心地」です。
見た目がどれだけ良くても、座り心地が悪ければせっかくソファーを購入した意味はないと思います。
カタログやホームページには座り心地について文章で説明されていますが、座り心地というものは座る人の感覚や体格などに左右されることですから、いくた心地よい文字だけで説明されても、実際の座り心地を理解することは絶対にできません。
最近はネットでソファーを買う方もいますが、満足できるソファーを購入したいなら、実際に販売店に足を運んで、見た目や座り心地などをしっかり吟味してください。
実際に座り心地を確かめるときには、できるだけ軽装で座ってみることをおすすめします。
ソファーは、本来、リラックスする空間で使用するものです。上着やコートを着ているような状態では、実際にそのソファーを使うときの感覚とは異なるからです。
販売店のスタッフに断って、上着などを脱ぎ、できれば靴も脱いでしまって、ソファーの座り心地を存分に確かめてみてください。
匠ソファからのアドバイス
大きいソファーは小さいソファーより高額なことが多いですが、満足して長く使い続けられるのならコストパフォーマンスは決して悪くありません。
大きいソファーを購入する際には、そのソファーと長く付き合うという前提で選ぶのがいいでしょう。
リビングの広さ別のおすすめソファ
リビングに置くソファーを選ぶ際には「設置するリビングの広さ」を踏まえる必要があります。
リビングの広さに合わないサイズのソファーを選ぶことはおすすめできません。
ここではリビングの広さを3つの区分に分けて、それぞれの広さに最適なソファーの選び方について解説しましょう。
6畳以下(約11m2)のリビングなら
リビングの広さが「6畳(約11m2)以下」の場合は、大きいソファーを置くことはあまりおすすめできません。
物理的に設置できないことはなくても、他にもなんらかの家具があると、大きなソファーを置いただけで生活動線が圧迫されてしまう可能性が高いでしょう。
6畳以下の部屋にソファーを置くなら、1人掛け用のものか、大きくても2人掛けのソファーを選ぶのがおすすめです。
6畳〜8畳(約11~14.5m2)のリビングなら
リビングの広さが「6畳~8畳(約11~14m2)」の場合は、ソファーのサイズの選択肢も少し広がります。
2人掛けソファーなら、ある程度の生活動線の余裕を持たせて設置できますし、ほかの家具やソファーの設置場所によっては3人掛けやL字型といった大きいソファーも設置できるかもしれません。
とはいえ、あまり大きすぎるソファーを設置すると生活がしにくかったり、リビングのイメージに合わないこともありますので、家族の人数や来客の頻度、リビングの現状などと相談しつつ過不足ないサイズのソファーを選びましょう。
10畳(約16.2m2)以上のリビングなら
リビングの広さが「10畳(約16.2m2)」の場合は、選べるソファーのサイズもぐっと広がり、さまざまな置き方を楽しめるでしょう。
とはいえ、最終的にはほかの家具の大きさ・位置や生活動線への影響を考慮する必要はあります。
たとえばダイニングとリビングを合わせた空間だったり、10畳のワンルームだったりする場合は、ダイニングテーブルとの関係も考える必要がありますし、ダイニングソファを選ぶという選択肢もあるでしょう。
いずれにせよ、空間が広いほど、さまざまなソファーを置けるという自由度が高まることになります。存在感のある大きいソファーも選択肢のひとつになるでしょう。
匠ソファからのアドバイス
上記はあくまでも「目安」ですので、実際にはリビングに何を置いているかということも考慮しつつソファーを選びましょう。
スペースが小さくても、既存の家具を別な部屋に移動させたりしてスペースを確保すれば大きいソファーを置けることもあります。
大きいソファーのレイアウトの仕方
リビングにソファーを置くとき、どのようなレイアウトにすべきかということは、簡単なようでなかなか難しい問題です。
大きいソファーの設置レイアウト方法について解説します。
向かい合わせに設置する
1つ目のレイアウトは、「向かい合わせに設置する」という置き方です。
間にテーブルなどを挟み、向かい合わせにソファーを設置するレイアウトには、大人数でも会話や食事がしやすいというメリットがあります。
家族で団らんしたり来客が多い方にはおすすめのレイアウトですが、テレビを置くのは側面ということになりますので、正面から画面を見ることができず、映画などを見ながらゆったりくつろきたいという方にとっては、あまりおすすめできません。
コの字に設置する
2つ目のレイアウトは、「コの字型に設置する」という置き方です。
コの字にソファーをレイアウトすると、大人数でも近い距離で座ることができるので、とくに大家族の場合にはおすすめです。
このレイアウトでは、コの字の内側にテーブルを置く際にも形にこだわらずに、たとえば丸テーブルでもぴったりでしょう。
また、コの字の3辺を別々のサイズのソファーを組み合わせて構成しても面白いインテリアになります。リビングの広さに合わせてサイズ感を調整できることもこのレイアウトのメリットです。
L字に設置する
3つ目のレイアウトは「L字型に設置する」という置き方です。
ソファーがもともとL字型だったり、2つの異なるソファーをL字型に配置するレイアウトは、部屋の角に合わせて設置できるため、ソファースペースを最小限にできるというメリットがあります
壁にくっつけてソファーを置くことで、ソファーの収まりがよくなり、居心地の良い空間になるでしょう。
L字型ソファーに限らず、単体のソファーを組み合わせることもできるので、好みのソファーでL字を作ってみてください。
「コーナーに合わせる」か「真ん中に置く」か
ソファーのレイアウトは、大きく、部屋の角に合わせてソファーを置くか、部屋の中央にソファーを置くかという2つがあります。
角にソファーを置くレイアウトの代表的なものは上記のL字型のレイアウトです。ソファーを置くこと生まれるデッドスペースを最小限にして、生活動線を設けやすいといったメリットがあります。
部屋の中心にソファーを置くレイアウトは、家族や来客と食事をしたり、テレビを視聴したりという生活の中心にソファーを置くという考え方です。家族や来客との団らんを重視したレイアウトと言えるでしょう。
どちらのレイアウトにもメリットがありますので、ご自身の生活スタイルやリビングに持たせたい機能などから、最適なレイアウトを試してみてください。
ソファーに対するテーブルとテレビの置き方について
ソファーのレイアウトにおいて、迷うことが多いのは、「テーブル」と「テレビ」との位置関係です。
ソファーに座って食事をするなら、ソファーの前にテーブルを置くことになります。
ソファーに座りながらテレビを視聴するなら、ソファーの正面にテレビを配置することになります。
このようにソファーに合わせて使う家具や家電との位置関係を意識し、最適なレイアウトでソファーを設置することを考えましょう。
間接照明を活用して奥行きのある空間を演出
大きいソファのレイアウトのコツとして、「間接照明を活用して奥行きのある空間を演出する」ことを検討してください。
大きいソファーを置くとリビングの空間をかなり占有してしまうことになり、せっかくのリビングが狭苦しくなってしまうかもしれません。
そのような印象を改善するために、たとえば背の高いスタンドタイプの間接照明を部屋の隅に置くと、視線を高い位置に誘導することができ、奥行きを感じさせる空間を演出できます。
空間を広く見せる方法にはそれ以外にもさまざまなものがありますが、その中でも間接照明を置くことは手軽な手法の1つです。ソファーが大きすぎてリビングの広さに不満を感じるような場合は、ぜひ間接照明を活用して奥行きのある空間を演出してみてください。
匠ソファからのアドバイス
ソファーをどのようなレイアウトで設置するかということは、リビングでの過ごし方や生活動線などにも深く関わることです。
不合理な位置にソファーを設置してしまうと、過ごしにくいリビングになってしまったり、生活動線が妨げられて不便になってしまうことがありますので、特に大きいソファーを購入する際にはレイアウトをよく考えて設置するようにしましょう。
大きいソファーを購入する際の注意
最後に、大きいソファーを購入する際の注意を解説します。
生活導線をふさがないように設置する
1つ目の注意は、「生活動線をふさがないように置く」ということです。
ソファーはただでさえ大型の家具ですから、その中でも大きなものを購入するとなると、リビングの限られたスペースをかなり占有することになるでしょう。
実際にリビングにソファーを置いてみて初めて判明することが多いのが、「生活動線」の問題です。
リビングの中を移動する際に邪魔になるような大きさのソファーだったり、置き方をしたりすると、生活上のストレスになってしまうでしょう。
大きいソファーをリビングに置くなら、移動などの生活動線を邪魔しないように注意してください。
リビングに搬入できるサイズを選ぶ
2つ目の注意は「リビングに搬入できるサイズを選ぶ」ことです。
リビングにソファーを搬入するには、家の外からリビングまでソファーを運ぶということです。
この搬入経路で一番苦労することが多いのは、リビングの入り口であるドア部分です。リビングにつながる廊下との位置関係にもよりますが、空間が狭いために大きな荷物が通りにくいことが多いので、そこを通れることをあらかじめ確認しておく必要があります。
それ以外にも難関となる場所がないか、ソファーを購入する際にはご自宅の見取り図などを販売店に見せて、きちんと搬入できるかことを確認しておきましょう。
匠ソファからのアドバイス
大きいソファーには多くのメリットがありますが、上記のような点には注意が必要です。
販売店のスタッフがアドバイスしてくれることもありますが、買い手自身が気をつけて、最適なソファー選びをしてください。
【まとめ】大きいソファーはメリットと注意点を把握して選ぶべし
大きいソファーはメリットも多いですが、レイアウトや注意すべき点もたくさんあることがおわかりいただけたと思います。
わからないことや知りたいことは販売店のスタッフに確認し、満足できる、後悔しないソファー選びをしてください。
満足度の高いソファをお探しの方は、「感動する座り心地」と「洗練されたデザイン」を両立したソファや各種家具類を多数取り扱っている匠ソファまで、ぜひお問い合わせくださいませ。