ソファは家でくつろぐ時間に欠かせない特別な家具です。
しかし、いざ選ぼうと思ってもサイズや素材、デザインなど、選ぶポイントがたくさんあり、どれを選べば良いのか迷ってしまうこともあるでしょう。
「匠ソファ」では数ある選ぶポイントの中でも特に「座り心地」から始まるソファ選びをおすすめしています。
ソファは理想通りにくつろげることで最大の価値を発揮します。
いくらデザインやサイズが理想的だったとしても、ご自身の理想のくつろぎが叶わないことでソファ買い替えを検討される方は非常に多いのです。
今回は「自分に合った理想のソファの選び方」について紹介します。
目次
理想のソファの選び方
必ず店舗で実際にソファを試す
ソファは理想通りにくつろげることで最大の価値を発揮します。
そのため、必ず店舗に脚を運んでソファのくつろぎを実際に試してください。
ホームページやECサイトの画像と説明文だけではソファのクッション性や心地良さは全く分かりません。
高品質なこだわったソファも、反対に価格を訴求したリーズナブルなソファでも、インターネット上では言葉のフレーズや写真の撮り方、加工などで同じように表現することが出来てしまうからです。
また、店舗でのソファの試し方も、座面に腰を下ろすだけで次のソファに移動している方もいらっしゃいますが、そのようにただ単にぽんぽんと座面クッションの感覚だけを軽く試していっても意味がありません。
ソファの試し方にもコツがありますので、是非参考にしてみてください。
靴は脱いで
色々な家具店を見ていると、お客様が靴を履いたままソファを試している光景をよく目にします。
靴を履いた状態のままだとソファの上に脚を上げるという動作が行ないにくいですし、その都度靴を脱いだり履いたりするというのも手間が掛かって面倒に感じてしまいます。
ですが、面倒だとしてもソファを試す時には必ず靴は脱いだ方が良いです。
日本人は家の中で靴を履かないため、靴を履いたままだとどうしても余所行きの感覚になってしまいます。
靴を脱ぐことがリラックスのスイッチの役目を果たしますし、さらに靴を脱ぐことでソファの上で様々な姿勢がスムーズに取りやすくなります。
靴を履いたままだと腰掛けて試しているだけだったり、良くても背もたれに身体を預けるだけだったりします。
▼匠ソファショップは入り口で靴を脱いで入店
匠ソファショップでは入り口で靴を脱いでご入店いただくようにしています。
最初に靴を脱ぐというハードルはありますが、その後は店内を脱ぎ履きしやすいスリッパで歩き回ることが出来るため、ソファを試すたびにその都度靴を脱いだり履いたりする手間から解放されます。
店内では皆さまリラックスした表情で思い思いにソファでくつろぎをお確かめいただいています。
荷物を置いて上着は脱いで
これも靴を脱ぐことに続いて大切なことで、ソファを選ぶ時にはなるべくラフな格好で試すのが理想的です。
荷物を持ったままだったりジャケットやコートを羽織った状態だとリラックスしてソファを試せないですよね。
靴を脱いで荷物も置いて身軽になったら、そこからがいよいよソファ選びの始まりです。
図面も忘れずに
事前に準備しておいた方が良いのがソファを検討している家の平面図です。
どれぐらいの大きさのソファが置けるのか、また、どの大きさだと搬入が出来るのかをプロに相談する必要があるためです。
特にソファの場合は「搬入経路の確認」がほとんどと言っていいほど必要です。
寸法の記載された図面と、戸建ての場合であれば立面図や断面図などもあるとより理想的です。
せっかく気に入ったソファが見つかっても大きさや搬入の可否が分からなければ購入することが出来ません。
必ず寸法の記載された図面をご用意するようにしてください。
最もリラックス出来る姿勢を確認
「座る家具」ではなく「くつろぐ家具」
ソファを「座る家具」と考えていませんか?
先程も述べたように、ソファはくつろげることで最大の価値を発揮する家具です。
「座る家具」ではなく「くつろぐ家具」だと言うことを常に意識してソファを試してください。
そして、自分が最も「くつろぐ=リラックスしている時」の姿勢について、日常を振り返りながらイメージすることが大切です。
ソファをこれまでに使ったことがないと言う方も、ご自身の普段の行動を振り返って、いつもきちんと姿勢よくしているのが好きなのか、少しルーズにくつろぐのが好きなのか、いつも気づけば床でごろごろしているのが好きだとか、ソファ選びのヒントはあなたの日常の中にあります。
くつろぎ方は人それぞれ
匠ソファショップで接客させていただいていると、本当にくつろぐ姿勢は人それぞれで違うのだなと実感します。
きちんと座りたい方もいれば、家のソファではほとんど寝ていると仰られる方もいます。
また、きちんと座りたい方の中でも真っ直ぐ座りたいのでヘッドレストが必須な方もいますし、肘に寄り掛かりたいので肘の高さや肘クッションの大きさを重視する方もいらっしゃいます。
ソファではいつも寝ていると言う方の中にも、硬めのクッションが好きな方もいれば柔らかめのクッションが好きな方もいますので、ソファで寝転びたいと希望されている方が皆さま同じソファで満足されるわけでもありません。
家の中で最もリラックスしている時、あなたはどんな姿勢が楽ですか?
どのような時間を過ごしたいのか
ソファの上で過ごす時、どのような時間を過ごしたいのかもイメージしておくことをおすすめします。
テレビを観る、映画を観る、テレビゲームをする、音楽を聴く、お酒を飲む、読書をする、会話を楽しむ、うたた寝をする、など過ごし方にもさまざまあります。
もちろん上記の項目に全て当てはまると言う方もいらっしゃると思いますが、その中でも日常的に最も長く過ごすご自身の好きなリラックスタイムに絞って考えてみてください。
気に入ったソファを20分は試す
リラックス出来る姿勢が取りやすいソファが見つかっても、次はそのソファのクッションの品質について吟味する必要があります。
ソファのクッションで必ずあるのが「座面クッション」です。
背クッションや肘クッションなどはデザインによっては付属していないソファもありますが、「座面クッション」はどのようなデザインのソファでも間違いなく使われていますよね。
座面クッションの中に使用されているのは高密度ウレタンやフェザー(羽根)、綿、コイルスプリングなどで、メーカーや商品によってその仕様・構造は異なります。
座った瞬間・寝転んだ瞬間は楽に感じていたソファが20分後にはどうにも居心地が悪くなる、というケースは良くあります。
たった5分~10分くつろぐためにこだわりのソファを探す方は少ないと思います。
映画を観るなら約2時間、テレビを観るなら30分~数時間、読書やお昼寝ならもっと長くなることもあります。
座った瞬間だけが楽なソファではなく、長時間くつろいでいても心地良くリラックス出来るソファが理想的です。
▼匠ソファはソファ毎に座りのコンセプトを変えています
匠ソファでは「座り心地」を追及し、様々なくつろぎのスタイルに合わせてソファを開発しています。
現在発売中の14モデル(※)は全てクッションの構造を変えており、異なるくつろぎの好みに対応出来るよう展開しているのが特徴です。
※2023年5月現在のラインナップ
そのため、ソファ毎に異なる座り心地をお試しいただくことが出来るのです。
「本当にソファによってこんなにも座り心地が違うんですね!」と驚かれる方も大変多くいらっしゃいます。
店内ではそれぞれのソファを比較していただき、お客様ご自身に合った最もリラックス出来るソファをじっくりと吟味されています。
最初に比較して欲しい2つのソファ
匠ソファショップでは「感動する座り心地」をコンセプトに、「職人(ソファ職人、飛騨の木工職人)」と「プロデザイナー」、「ソファコンシェルジュ(匠ソファ)」が三位一体となって国産最高峰のソファを開発しています。
理想の座り心地は人それぞれ違いますので、匠ソファでは全てのソファで座りのコンセプトを変えてお作りしています。
その中から今回はコンセプトの異なる2つのソファを紹介したいと思います。
これから紹介する2つのソファは座りのコンセプトが真逆のソファなので、ご自身がどのような姿勢でリラックスするのが好きなのかを判断するひとつの基準となります。
この2つのソファを比較するとその後のソファ選びの方向性がグッと狭まりますので、是非最初に座り比べしてみてください。
RX-D SOFA/姿勢よくくつろげるソファ
「きちんと座る姿勢」でくつろげるよう開発したソファです。
座面の高さが420mmと高めに設計してあり、背クッションも型崩れのしにくい高密度ウレタン芯を内蔵したフェザークッションになっています。
クッションの表面はフェザーで柔らかく感じますが、芯の高密度ウレタンがしっかりと硬めのものを使用していますので、サポート力を十分に感じられる仕様です。
座面奥行きの広さは標準程度なので、胡坐をかいたり寝転んだりするには少し狭く感じられるかもしれません。
その分、きちんとした姿勢で座った時には背中とクッションの間のフィット感が心地良く、安心して座ることが出来ます。
また、簡易的にハイバックソファのくつろぎを楽しめるヘッドレストも対応しているので、頭まで支えられたいとご希望の方にも人気です。
「RX-D SOFA」の座り心地が好きなのであれば、理想のソファは「きちんとした姿勢でくつろげるソファ」から選びましょう。
RX-G SOFA/ふかふかクッションの「眠れるソファ」
ふかふかのお布団のようなクッションでルーズに座ったり胡坐をかいたり寝転んだり出来るよう開発したソファです。
奥行きを広くデザインしているため、「RX-D SOFA」のようにきちんとした姿勢で座ってくつろぐことは難しいのですが、反対にゆったりとリラックスするのには最適な余裕のある広さを確保してあります。
クッションには高密度ウレタンの芯材は入れずに敢えて型崩れするような仕様なのですが、その分たっぷりのウレタン混合フェザーを充填しているので、しっとりふんわりと身体を優しく包み込んでくれる気持ち良さが魅力です。
座った瞬間に感じる包み込まれるような柔らかさで、お客様もつい笑顔になってしまう方が多い人気のソファです。
「RX-G SOFA」の座り心地が好きなのであれば、理想のソファは「ゆったりとした広さでくつろげるソファ」から選びましょう。
まとめ
ソファ選びに失敗しないためには、自分が気持ち良くリラックス出来る姿勢を取りやすいソファを選ぶことがとても大切です。
匠ソファショップにソファの買い替えを検討してご来店されるお客様も、「今のソファが全然くつろげないから買い替えを検討しています・・・」と仰られる方は非常に多いです。
そして、お話を伺っていると今のソファを購入される時にはやはり正しいくつろぎの姿勢でソファを試していなかったという方がとても多いのです。
ソファはくつろげることが最大の魅力となりますので、今回紹介した選び方も参考にして、自分に合ったソファを選んでみてください。
また、匠ソファブランドサイトのメニューの中にある「スタイルから選ぶ」では、ソファでくつろぐスタイルを4つのジャンルに分けてわかりやすく紹介しています。
選ぶ際のポイントも掲載してありますので、そちらも是非参考にご覧くださいませ。
日常の贅沢として、くつろぎの時間を最高のものにしましょう。